日本が誇る食文化の1つが「SAKE」こと日本酒。ここ旭川に江戸時代から続く名酒「男山」の伝統を継ぐ酒蔵があります!そして日本酒の歴史と文化を伝える資料館が「男山酒造り資料館」です。旭川の人気観光地の1つになっているこちらの資料館をご紹介します!
💡男山とは?
男山の前身である山崎酒造は1887年に北海道で創業しました。もっと良いお酒を造りたいという想いで1968年、「木綿屋」本家の山本屋より「男山」の正統を継承しました。以来、北海道の自然の恵みを生かした酒造りで名酒の味を現代に受け継ぎ、各地で北海道の地酒として愛飲されています。

味は厳しい寒さが生むキリっとした端麗辛口です。大雪山の伏流水が男山の味の根幹。清酒醸造に適した厳しい寒さの気候風土、選び抜いた酒造好適米と精米歩合のこだわりによって美味しさが生まれています。
1977年、日本酒では世界初となるモンドセレクション金賞を受賞しています。それ以来40年にわたり受賞を継続しており、他にも国内外の酒類コンクール・全国新酒鑑評会において数多くの金賞を受賞する、日本を代表する名酒です。現在は40種類ほどの銘柄があるそうです。

ⓘ男山酒造り資料館 インフォメーション
住所:旭川市永山2条7丁目1番33号
電話番号:0166-47-7080

開館時間:9:00~17:00
休館日:年末年始
入館料:無料 駐車場:あり 無料
📷館内の様子
館内には江戸時代の貴重な資料・文献・酒器などが展示されています。酒蔵に併設されているので仕込みの時期には酒造りの様子も一部見ることができます。
3F:昔の酒造り道具/VTR映像
日本酒の製造工程、男山の歴史についてVTRで紹介。映像は日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語の5か国語に対応しています。
作業目的に応じた様々な桶を中心に昔の酒造り道具が展示されています。





2F:浮世絵が語る酒造りの歴史
江戸時代を代表する浮世絵師、喜多川歌麿、歌川国芳が描く浮世絵の世界の中に数多く登場する「男山」。また、男山について語られた古文書などの貴重な展示なども見ることができます。






1F:試飲・売店コーナー
男山のほぼ全銘柄を試飲することができます。「季節限定」や「資料館限定」など、ここでしか販売していない商品もあります。







最後に
全国に「男山」のお酒って見るのですが、実は旭川の男山だけが今は正統を名乗れるというのは知りませんでした。ほかの地域の男山とは一切関係ないのだそうです。男山っていう名前が日本酒の象徴のようになっていますので、この名前があちこちで使われているのですね。江戸時代の浮世絵の中にたくさん「男山」が描かれていたのはすごく興味深かったです。観覧後は3種類も試飲することができます。精錬された切れのある味で本当においしい日本酒です。館内無料というのも得点高いですね。室内ですので、天候が悪い時でも観光できる貴重なスポットです。
所要時間:1時間
観光マスト度:★★★(県外の方)★★★★(道内の方)
星の目安☟:
★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない
★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所
★★★ 時間があれば、観光したい場所
★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所
★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人