北海道を代表するグルメと言えば「ラーメン」北海道に観光に来たら必ず1回は食べたくなりますよね。ひとえにラーメンと言っても札幌の味噌、函館の塩、そして、旭川の醤油が三大ラーメンと言われています。今回は北海道2番目の都市、旭川ラーメンを代表するお店「蜂屋 創業店」をご紹介します。
💡旭川ラーメンとは?
旭川では、多くのラーメン屋さんで醤油味が売れ筋だそうですが、「旭川ラーメン」といえば「醤油」という決まりは特にないようです。
旭川ラーメンの特徴は「ダブルスープ」。魚介の出汁+とんこつ・鶏ガラ・野菜の出汁で醤油のスープで作ります。昔は豚骨スープでしたが臭みを抑えるために魚介系の出汁(煮干し、昆布など)を使うようになりました。
もう一つの大きな特徴は、「ラード」を入れることです。スープの表面にラードが膜のようになります。そうすると、寒い日でもスープが早く冷めてしまうのを防ぐことができます。冬はマイナス20度くらいまで気温が下がる寒い、寒い旭川。昔の人の知恵が、ラーメンをさらに美味しくしたんですね。
ⓘ店舗インフォメーション
住所:旭川市5条通り7丁目右6
電話番号:0166−22−3343
営業時間:10:30〜19:50
※感染症拡大により、変更があるかもしれないので事前にご確認ください。
駐車場:あり。お店の前に数台分

道路より少し奥に入っているので、見つけにくいかもしれません。「蜂屋」の丸い看板を見逃さずに。道路側には焼き鳥の人気店「ぎんねこ」があります。旭川のB級グルメ「新子焼」を食べることができます。ちなみに「ぎんねこ」の実食レポはこちらから。
店内は広々としています。テーブル 15個で60席

蜂屋は1947年に旭川市で創業した老舗ラーメン屋です。
壁にはサインがぎっしり。多くの有名人も足を運ぶ人気のほどが伺えます。
🍴ラーメン蜂屋メニュー

醤油、塩、味噌、それぞれにトッピング別のメニューになっています。下部には、自家製ぎょうざや豚めし、ソフトクリームなどのサイドメニューが、さらに下には追加トッピングもあります。
蜂屋の特徴は、「焦がしラード」の濃さを必ず聞かれることです。「濃い」、「普通」、「ラードなし」から選べます。
🖋レビュー
旭川に来たら「しょうゆ」を試さないわけにはいきません。ラードは「普通」にしました。

10分くらいで運ばれてきました。
チャーシュー、ネギ、メンマというシンプルトッピング。スープは見た感じ濃そうな気がしますが、いかがでしょう?

焦がしラードが、豚骨スープの臭みを打ち消しているように感じました。色から想像するよりも醤油は強く主張しておらず、豚骨と魚介の出汁が効いています。
麺は縮れ中細かなと思いました。スープがよく絡んでいます。チャーシューはトロトロ系ではなく、ラーメンのわき役という感じですね。メンマなども自己主張は特にしていません。

☝️こちらは自家製餃子。6個500円。

しっかりとした皮。皮の味がおいしいですね。中はオーソドックスな具。ラーメンを邪魔しないように食べやすい餃子だと思いました。
個人的にはもう少し熱々だったらなお嬉しかったです。

☝️こちらは「蜂屋」というお店の名前の由来にもなったという「蜂」にちなんだメニューです。「はちみつソフトクリーム」350円。数量限定の復刻版だそうです。
蜂が必ず巣に戻ってくるのと同じように、お客さんに何度も来てもらいたいという願いが込められているそうです。なかなかおもしろいですね!

わりとあっさりめなバニラソフトクリームに、蜂の巣が乗っかっているんです。ハチミツではなく、固形状のハニーコムです。

食べごろの柔らかくなったソフトクリームに、ハニーコムを乗せていただきます。まろやかでコクのある甘さが上品ですね。ラーメンの後の爽やかなデザートにおすすめです。
旭川には「蜂屋」のほかにも「天金」「青葉」「梅光軒」などの旭川ラーメンの名店があります。自分好みの旭川ラーメンを探すのも面白いですね。
「天金」の実食レポはこちら
「梅光軒」の実食レポはこちら
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: