釧路市 まるひら「釧路ラーメン」【北海道B級グルメ・ご当地グルメ】釧路ラーメンを食べるならここ!

投稿日:2020年11月21日 | 最終更新日:2022年8月30日

北海道を代表する食べ物と言えば「ラーメン」札幌の味噌、函館の塩、旭川の醤油が三大ラーメンと言われています。しかし、こちら「釧路ラーメン」も北海道第四のラーメンとして人気を博しています。今回は釧路ラーメン随一の人気店「ラーメンまるひら」をご紹介します。

💡釧路ラーメンとは?

釧路ラーメンを短くまとめると、麺は細い縮れ麺、スープは醤油ベースのあっさり味、というラーメンです。具もチャーシュー、シナチク、ネギというシンプルさ。でも、このあっさりスープと独特の細い縮れ麺が食べ飽きない味、と評判なのです。

大正時代に、釧路の食堂にやってきた横浜の料理人が持ち込んだ「支那そば」がそのルーツだといわれています。この頃は豚骨ベースのこってりしたスープだったそうですが、釧路という土地に馴染むように味が変わっていき、鰹出汁のあっさりとしたスープが用いられるようなったようです。現在では、鰹の他に鶏ガラ、豚骨、煮干しや昆布などさまざまな材料が用いて各店がしのぎを削っています。

釧路ラーメンの最大の特徴はその麺にあります。全国でも釧路ラーメンだけといわれる多加水の極細縮れ麺です。細麺が用いられるようなった理由には諸説あるそうです。

釧路は漁業の町でもありますが、北洋漁業全盛の頃、せっかちな漁師に早く出すために、茹で時間を短くするために細麺にした、という説、鰹出汁のさっぱり味のスープに合う麺を追求したら細麺になったという説などです。

この麺には、添加物や防腐剤などが用いられないため、日持ちがせず、長らく釧路ラーメンは釧路に行かないと食べることができないラーメンだったのです。

釧路市内・近郊にはなんとラーメン店が90店以上、地元製麺会社は5社以上と人口規模からしてラーメン文化がかなり浸透している地域です。それぞれの好みがありますので、自分に合うラーメン探しもおすすめですよ。

ⓘラーメンまるひら インフォメーション

住所:北海道釧路市浦見8−1−13

電話番号:0154−41−7233

らーめんまるひら外観

住宅地の中にある、新しい一軒家風の建物です

営業時間:9:30〜17:00(LO16:45)

定休日:水曜、第2、第4木曜

駐車場:道路の向かい側

らーめんまるひらは1959年オープン。釧路ラーメンの老舗人気店です。

席は全部で22席です。カウンター席、テーブル席、小上がり。

店内の様子

🍴ラーメンまるひら メニュー

シンプルなメニューに徹底しています。味に自信がある証拠ですね。正油と塩だけ!人気メニューはやはり釧路ラーメンの「正油」です。ラーメンのみ提供なので回転が早いです。ここもポイント高いですね。

メニューはラーメンのみ

🖋実食レビュー

せっかくですので、正油と塩をオーダーで食べ比べです。メニューがシンプルなので10分も経たず着丼です。

正油ラーメン

こちらは「醤油らーめん」です。

チャーシュー、ネギ、メンマ、海苔というシンプルトッピング。スープは透き通る鰹出汁スープ。麺は細麺。まさに釧路ラーメンの王道です!

これが釧路ラーメンだ!

スープは雑味がないですね。精錬されていて、スープの温度もアツアツで良いです。最後まで飲み干しても重くないスープです。

麺はあっさりスープに相性の良い細い麺。

・塩ラーメン

こちらは普通の量の「塩ラーメン」です。

具材は、メンマ、ねぎ、海苔、チャーシューが2枚です。

塩ラーメン

魚介の香りがします。こちらもシンプルで素朴な味。そしてアツアツ!やっぱりラーメンはアツアツだと美味しく食べられます。こちらも最後まで飲めるくらいあっさりとしています。

精錬された澄んだスープ

さっぱりとしたスープで雑味のない精錬された味です。細いですがコシのある麺です。

最後に

ラーメンまるひらは接客が素晴らしかったです。店員さんがとても気さくで明るく、テキパキとお皿を下げたりテーブルの消毒をしていたので、食事中も気持ちが良かったです。小さな子どもたちに優しく接しておられ、常連さんたちにも感謝の言葉を述べていたり、全てのお客さんに「お気をつけて〜」と声をかけてくれました。

厨房でラーメンを作っていたのはベテランの女性たちでした。かっこよかったです。そして男性陣がホールで接客を担当していました。みんな温かい家族のような雰囲気で働いていました。釧路に来たらぜひ立ち寄りたいお店です。アツアツで美味しいこれぞ釧路ラーメンというのも味わえますし、店員さんの温かさにも触れることができます。

美味しさ:

評価 :4/5。

コスパ:

評価 :4/5。

おすすめ度:

評価 :4.5/5。