投稿日:2020年10月31日 | 最終更新日:2022年12月14日
北海道には現在、国立大学が7校、公立大学が6校、私立大学が24校、短期大学が15校、合計52校の大学があるそうです。今回は大学内にある学食に可能な限り潜入し、食事や学食内の様子をお伝えします。第一弾はやはりここ、「北海道大学」北海道を代表する大学の学食・レストラン・カフェをレポートします。
💡北海道大学とは
北海道大学は、北海道札幌市に本部を置く国立大学で、通称は「北大(ほくだい)」。1918年の設立。日本初の学士授与機関として設立された札幌農学校が前身となる総合大学です。国立大学の中で最多の数を誇る文理系合わせた12学部19大学院からなる大学です。特に大学院に重点を置いた教育を行っています。 キャンパスは、広大な面積を有す札幌キャンパスと函館キャンパスの2つ。函館キャンパスは水産学部の3、4年時に使用します。大学の総面積は全国最大の広さです。札幌農学校を去る際、クラーク博士が残した有名な言葉「少年よ、大志を抱け」はあまりにも有名です。このクラーク博士の「自由・独立・大志」の精神は、今も力強く学生に受け継がれています。

ⓘ北海道大学 インフォメーション
住所:北海道札幌市北区北17条西8丁目
TEL:011-716-2111 代表
JR札幌駅または地下鉄南北線北18条駅下車、徒歩約10分

🍴北海道大学の学食
北海道大学は広い敷地内だけあり、いくつかの食堂・カフェがあります。その中でも、メインの食堂「中央食堂」をまずご紹介します。こちらは大学生協が運営しています。

●営業時間
[平日] <1F> 10:00~20:00 <2F> 11:00~14:00 [土曜日] <1F> 10:00~19:00 <2F> 11:00~14:00 [日曜日] <1F> 11:00~15:00 <2F>休み
※コロナの影響で営業時間が変更になっている可能性があります。営業の確認はこちらから

基本的には平日ランチタイム11時30分から13時までは観光客は利用禁止とされていますが、混雑していなければ、スタッフの方が「空いているのでいいですよ」と入らせてくれます。
食堂内はパーテーションで仕切られ、感染症対策が施されています。


📖中央食堂メニュー
学食ならではの価格設定が嬉しいですね。麺類、丼もの、カレー、単品物もあります。カレーライスは200円台です。

おすすめは「牛トロ丼」590円 学生さんたちの要望で復刻したそうです!

どんぶりもごはんのサイズも大中小から選べるのでありがたいです。
オーダーはトレーをもって順路を進みます。最初におかず系の単品物のショーケースがあるのでお好みでそこから商品をセルフでとります。


あとは自分の食べたいものの列に並び、オーダーすると、目の前で食事を提供してくれます。

レジの前のはサラダなどの単品物のショーケースがあるのでお好みでとります。

レジで精算して終わりです。

食後は「食器返却口」へ持っていきます。

🖋実食レポ
今回は、おすすめメニュー「牛トロ丼」590円、「カレーライス」264円、「豚肉ピーマン炒め」198円、「お味噌汁」33円をオーダー。
支払合計で「1085円」いいんでしょうかっ!?ていうくらい安いですね。さすが、学生食堂!
レシートにトータルのカロリー表示があるのも健康志向の方にはうれしいところです。今回は1321kcalの表示でした。

●牛トロ丼
ご飯の量は普通盛りにしました。甘めのたれすでにかかっているので、そのままいただきます。ねぎ、のりがトッピングされています。トロの甘さが引き立ちごはんにからみますね。ネギトロと比べて水分が少ないので、旨さがギュッと詰まっている印象です。さすがは一押しメニュー、おいしいです。ペロッと平らげちゃいますね。

おすすめ度:
●カレーライス
良くも悪くも食堂で食べる一般的なカレー。辛さはありません。とろみがあるまろやかな味。個性はないが、シンプルで飽きがこない味。福神漬けがのっています。ごはんの量は普通盛りなのに、けっこうなボリューム。

おすすめ度
●お味噌汁
塩分控えめで普通に美味しい。この日は豆腐とわかめの味噌汁でした。33円ですか。素晴らしいコスパ。安いけど、某牛丼チェーンよりおいしい味噌汁です。

おすすめ度
●豚肉ピーマン炒め
ピーマン、タケノコがが少し柔らかく炒めてありました。ごはんのおかずにあいますね。味は少し甘めで優しい味です。お肉のジューシーさはあまり感じられず。

おすすめ度
2021年秋にまた中央食堂で食事をしました!

デミソースハンバーグ308円と、鶏白湯うどん451円をオーダー
●デミソースハンバーグ
ハンバーグはかなりシンプル。ヘルシーな感じで、ジューシーではないです。その分デミソースが濃いのでご飯と合うようになっています。キャベツがついていて、中華ドレッシングをもらえます。

おすすめ度
●鶏パイタンうどん
トッピングとして、チキン、半熟玉子、ほうれん草です。麺はソフト麺を想像していましたが、以外と弾力のある麺を使用しています。スープはこの値段ですので、あまり奥行きのある感じとまではいきませんが、あっさりとして美味しいです。

おすすめ度
☕北大敷地内にある他のレストラン・カフェもご紹介
「北大マルシェ」

建物も店内もお洒落な雰囲気です。レストランはテーブル席があり、ゆったりとした空間です。


飲食後に精算します。伝票入れがかわいいです!

北大で作ったミルクを使用したプリンや、ソフトクリーム、ジェラートアイスが人気だそうです。コーヒーもこだわりの豆を使用しているようです。



店内でバニラソフトクリーム 370円をいただきました。

ソフトクリームですが、ジェラートのような感じ。見た目は少し水っぽい感じがしますが、けっこう濃厚な味で美味しいです。それでも後味はすっきりしていてしつこくないです。

有機栽培コーヒーを帰り際にテイクアウト。



深い味わいです。酸味より、苦みが前面に出ているコーヒーです。若い豆なのか少し尖った感じがしますが、それはそれで美味しいです。
店内にはさまざまなお土産もあります。北大観光のついでにいかがでしょうか?



「エルムの森ショップ・カフェ」

オープンしたてのカフェです。店内の雰囲気もスタイリッシュ。中央食堂と比べるとお値段は少ししますが、こちらは本格的な味なので、コスパは悪くないです。予算は1000円前後です。



デザートメニューです。「準備中」となっているメニューは、この日は午後からの提供とのことでした。


「ムーンハーベスト」と「ホットコーヒー」を注文しました。セットメニューにすると、ドリンクが200円ほどお得になります。先に注文と会計を済ませてから、好きな席に着席します。食事が出来上がると番号で呼ばれますので、自分で取りに行きます。

●ホットコーヒー(セット価格で200円):飲みやすいブレンドコーヒーです。苦味も酸味も主張なくどんな食事・デザートにも合いそうです。
●ハーベストムーン 650円:自家製のプリンの上に大きなバニラアイスが載っています。
本日のお会計は850円でした。

バニラアイスにはチョコレートソースがかかっています。卵の味がしっかりとする堅めのプリンに、濃厚なバニラアイスです。意外と溶けにくく、柔らかいプリンと一緒に食べるにはアイスが溶けるのを待ちます。ゆっくりと味わって食べられる1品です。コーヒーはたっぷりの量でしたので、アイスとプリンを味わいながら最後まで十分に足りました。シュガーとミルクもいただけましたが、スイーツを食べるときはブラックで頂いて相性バッチリでした。

歩き疲れた時や友達との待ち合わせにゆっくりとできるカフェレストランです。お値段はごく普通のレストランとあまり変わりませんが、北大オリジナルのメニューや独創的なメニューもあるので、満足感がありました。今日いただいた「ムーンハーベスト」のプリンも北大で作られているオリジナルです。素敵なキャンパスの中でカフェをするのもいいものですね。ごちそうさまでした。
エルムの森入って手前側は、インフォメーションや売店があります。

「北大のオリジナルティー」!?

入ってすぐ左側にはインフォメーションカウンターがありました。常時スタッフが着席していて、大学に関することを教えてもらえるそうです。

最後に
大学飯シリーズ、今回は北海道大学編でした。さすが北大、敷地内には複数の飲食店があります。特に中央食堂は、学生さん御用達!早い、ボリューミー、安いの3拍子!この値段ならいろいろメニューを試したくなります。他にもお洒落なカフェなどもあり、大学内を散策がてら、休憩スポットとしてちょうどいいですね。人気観光地なだけあり、気持ちよく散策できます。特に紅葉時期は最高ですね!また来ようっと・・。