札幌市 純連 味噌ラーメン【札幌おすすめグルメ】すみれと共に味噌ラーメン新時代を築いてきたお店!

投稿日:2023年3月17日 | 最終更新日:2024年2月20日

札幌グルメの代表格と言えばなんといっても札幌味噌ラーメン。幾多のラーメン店の中でもっとも有名なお店は何といっても「すみれ」。ここから派生したラーメン店は「純すみ系」またはすみれの店主の名前にちなんで「村中系」と呼ばれています。今回は創業者の直系にあたるお店「純連」をご紹介します!

💡札幌味噌ラーメンとは?

全道各地にあるご当地ラーメンの中でも一番知名度があるのが「札幌ラーメン」でしょう。そして札幌ラーメンと言えば「味噌ラーメン」をイメージします。

実は札幌ラーメンの歴史をたどると味噌ラーメンが昔からあったわけではありません。もともとは正油らーめんと塩ラーメンだったようです。 1954年味の三平」でお客さんの要望に応えて創り出したの味噌味めんがメニューに載ったそうです。これが味噌ラーメンの歴史の始まり。1960年代になると観光客を中心においしいと話題になり爆発的に売れました。知名度も上がり、味噌ラーメンが定着していったのです。この時に使っていた麺がやや固めで太めの熟成縮れ麺だったために「札幌=太縮れ麺」というイメージも少なくないようです。

ちなみにですが、札幌ラーメンにはコーンやバターが入ってるイメージを持つ人も多いようですが、観光地のラーメン以外には最初からコーンやバターが入っているラーメンはそんなにありません。ただ、コーンやバターは結構ラーメンに合うのでトッピングで用意している店は多いです。個人的にはですが、トッピングしませんね(笑)関東出身の奥様は好きでトッピングしたがります。

💡「すみれ」と「純連」の関係とは?

1964年創業者の「村中明子」さんが豊平区中之島に「純連」をオープン。店名は姓名判断をする方につけてもらい「じゅんれん」ではなく「すみれ」と読みます。今までになかった濃厚な味が次第に話題を呼び、人気店になったものの、店主の病気によって1980年惜しまれつつ閉店の運びになりました。

しかし一時は引退を決意した店主が1981年中島公園近くでお店を再開。「すみれ」と呼べず「じゅんれん」と誤読していたお客さんが多かったことから、再開をきに「純連(じゅんれん)」に改名しました。1987年店主の長男にお店を譲り「純連澄川店」がオープン。その後現在の場所豊平区平岸に移転し現在は3代目が経営しています。

じゅんれん

一方店主の3男も長男とは別にラーメン店をすることを決意。こちらは平成元年純連創業の地に「すみれ」を開業。現在に至っています。

ということで、「純連」は初代の長男から派生したお店、「すみれ」は初代の3男から派生したお店ということです。ちなみに経営は完全に独立しています。味の方向性は似ていますが、事実上はライバル店ですね。とにもかくにも、札幌ラーメンの歴史を語るうえでどちらも欠かすことができない巨頭です。

ⓘ さっぽろ純連 札幌店 インフォメーション

住所:札幌市豊平区平岸2条17丁目1-41 電話番号:.011-842-2844

店舗外観

営業時間:11:00~21:00

定休日:不定休

予約:不可

駐車場:15台(店舗前7台 店舗正面道路向かい側に8台)

座席:20席(カウンター席10 テーブル4人1卓、テーブル6人1卓)

カウンター席

🍴純連 メニュー

純連と言えばおすすめは圧倒的に「みそラーメン」900円。辛みそラーメンも人気です。正油、しおラーメンも展開しています。そして「チャーハン」も人気です。ラーメンは各種トッピングもできます。

おすすめは「みそラーメン」

お得なセットメニューもあります。おみやげラーメンも販売されています。

セットメニュー

券売機で購入後、店員さんに食券を渡します。

券売機

🖋実食レビュー

純連に来たからには「みそラーメン」はマストですね。そして人気の「チャーハン」もオーダーしました。ちなみに卓上には「コショウ」と「七味唐辛子」が置いてあります。

味変グッズ

・みそラーメン

さほど待つことなくみそラーメンが着丼です。味噌の香ばしい風味が食欲をそそります。ちなみに半熟味玉はトッピングでプラスしました。チャーシュー、メンマ、もやしに玉ねぎそして、長ネギに生姜。さすが創業者村中氏の直系のお店という感じ。迫力が感じられるラーメンです。

王道のみそ

そして、純連のみそラーメン一番の特徴が「油膜たっぷり」ということ。この油膜に覆われているので、運ばれてくるときに一切湯気がでていません。この油膜の下にはアツアツのスープ。やけど注意です。濃厚な味わいながらも、根ショウガのおかげで後味はさっぱり。濃いんだけど、ついつい飲み干したくなるスープです。具材のもやし、玉ねぎはわりとくったりするまで炒めています。メンマ、肩ロースのチャーシューもあくまでラーメンの引き立て役となっています。

自慢の濃厚スープ

麺は札幌を代表する製麺会社「森住製麺」のもの。西山製麺ほどの知名度はありませんが、彩未、白樺山荘、えびそば一幻などほかの名店などにもおろしている製麺屋さんです。札幌ラーメンらしい、中太の縮れたまご麺が、濃い味のスープと絡んでおいしいです。全体的に超満足度の高い一杯です!

麺とスープの相性抜群!

・チャーハン

見た目少々白っぽいチャーハンです。紅ショウガが添えられて。こちらには中華スープがついてきます。

こちらも評判のチャーハン

香ばしい匂いがしてきます。全体的な油のまわり方もよく、つぶが艶々しています。具材は卵とネギ、チャーシュー。かなり具材は細かいです。非常にシンプルかつ王道なチャーハンです。

王道をいくチャーハン

少ししっとり系で、ラード感にコクもありお手本のような味のチャーハンです。セットメニューの半チャーハンもいいですが、単品でも十分勝負できる味かと思います。おいしいです!

チャーハンも実力あり!

最後に

札幌味噌ラーメン界を引っ張ってきたお店の1つ「純連」をご紹介しました。札幌中心街からは少し離れた場所になるので車でのアクセスがおすすめですが、訪問する価値あるお店です。「すみれ」と共に「純すみ系」「村中系」の直系のお店であり、ラーメンはさすがの実力でした。混むことは必至ですが店舗もきれいでオペレーションも良いお店です。価格設定は少々お高く感じますが、ラーメンの盛は良く、食べ応えのある一杯なので妥当かと。せっかくですから「すみれ」との食べ比べもおすすめします!コショウや生姜の効いた濃厚味噌ラーメンが苦手な方は王道の味噌ラーメン「信玄」や「けやき」が良いかもしれません。

美味しさ:

評価 :4.5/5。

コスパ:

評価 :4/5。

おすすめ度:

評価 :5/5。