投稿日:2023年1月7日 | 最終更新日:2023年1月7日
北海道は長沼町。ボールパークで有名な北広島市の隣町。札幌からも新千歳空港からも近いアクセスの良さに加え、おいしい食材や自然に囲まれた北海道らしさも味わえるまちです。そんな長沼町に「赤字丼」なるB級感強めのネーミングのグルメを提供する人気店があるとか・・・今回は赤字丼を出している「いわき」をご紹介します!
💡赤字丼とは?
本当に赤字なら経営が心配になってしまう、客に気を遣わせているネーミングが個性的。長沼に向かう途中の道沿いにところどころに「赤字丼」の看板があります。この赤字丼を提供しているのは創業1979年の「いわき」。地元で愛されている人気の食堂です。TVや雑誌などにも取り上げられているお店で、店内には芸能人の写真がありました。
「赤字丼」は1982年に誕生。当初は「エビ丼」という名称だったとか。大海老が5尾も乗っていたのでお客さんが「これ、赤字なんじゃない?」と言われたことがきっかけとなり、「赤字丼」へ商品名を変更したのだとか。デカ盛りでリーズナブル・・・まさに赤字覚悟の、お店の本気を感じる逸品です。

ⓘ いわき インフォメーション
住所:長沼町中央南1丁目6-30 電話番号:0123-88-0122

営業時間:11:00~15:00
定休日:火曜日、(土曜日、日曜日は不定休)
予約:可能
駐車場:なし(近くに無料町営駐車場があります)
座席:1Fテーブル席 2Fテーブル席・お座敷席 個室あり 宴会利用もできます




🍴いわき メニュー
長沼名物「赤字丼」は1595円。大きなエビ天5本鎮座しています。しかし、実は「赤字丼」だけではなく「4大丼」と銘打ってほかの色もあるんです。限定15色の「黒字丼」はズワイガニの爪と足の天ぷらが5本乗っています。そして「白字丼」1350円。ことらは豚肉の照り焼き。最後に誕生した「黄丼」(きいろどん)1300円。豚カツにデミソースがかかった丼です。4大丼はすべて商標登録されているそうです。それにしても「赤字」「黒字」は意味が分かるのですが「白字」を作ったことで意味はどうでもよくなり「黄丼」にいたっては「字」が取られてしまっています(笑)やりすぎちゃったパターンでしょうか・・。

4大丼以外にも、揚げ物を中心にメニュー展開しています。あっさりいきたい人にはそばメニューもあります。ただ、わたしが訪問した時もお客さんはやはり4大丼のどれかを選んでいましたね。

テイクアウトメニューもあります。赤字丼、黒字丼もテイクアウトできます。

🖋実食レビュー
せっかくこちらに来たので「赤字丼」はマスト、そして今回は4大丼の中から「白字丼」もオーダーしてみました。
・赤字丼
やってきました「赤字丼」名前に負けていない存在感ある丼です。丼に加え、お味噌汁、春雨サラダ、お漬物がつきます。

みっちりと5本の大エビ天が並んでいます。ご飯がみえませんね(笑)エビ天って天ぷらの中でも高級感あるイメージですけど、こんな大きなものが5本ですからね。贅沢です。

エビ天ですが衣がサクッとしています。末端までエビの身を感じられるのはすごいところです。エビそのもののクオリティはまぁ普通でした。プリプリという食感ではなかったですね。エビそのものの甘みもまぁまぁでしょうか。タレは気持ち濃いめの甘口。このタレだけでもご飯がすすみますね。使っているお米は「赤字米」というブランドなんだとか。エビ天に隠れているご飯はそこまでの量ではないので、男性ならいけるかな・・・女性はちょっときついかも。春雨サラダやお味噌汁、漬物が良い箸休めになっています。ただ、エビ天オンリーなので味が一本調子で、少々飽きちゃいますね。エビは2本で十分かな(笑)

天丼のたれをもらえるので味が薄いと感じる方は追いタレできます。個人的には、すでに十分すぎる量がかかっていたので、もうちょい少な目が好みかも。

サービス品の南蛮の醬油漬け(赤字漬)辛い物好きにはいいですね。ご飯のお供にぴったりです。

レジ前には「赤字丼のたれ」「赤字漬け」が販売されていました。

・白字丼
赤字丼を食べたので「黒字丼」の流れだったのですが、黒字丼も同じ天ぷら系ということもあり「白字丼」をチョイス。こちらも見た目からしてなかなかB級感強めです。ちなみに赤字丼は赤の容器とトレーでこちらは白の容器に白のトレーなので、容器からしてきちんと色分けしてあるんですね。芸が細かい(笑)こちらには丼にプラスしてお味噌汁、豆腐の冷奴、お漬物がついてきます。

なかなかおしゃれな盛り付けをしています。豚肩ロースの照り焼き2枚が食べやすいサイズにカットされています。肉の上にはわさびマヨネーズがかけられています。スナップエンドウ、パプリカ、白髪ねぎにサツマイモチップス?!がのっていて彩豊かです。

肉質は可もなく不可もなく。豚肩なので少々片目ではありますが、照り焼き+わさびマヨ+ブラックペッパーでご飯に絡むように仕上げてあります。白字丼のほうが赤字丼よりご飯が多く感じられました。

最後に
長沼を代表する人気食堂「いわき」発信のBグルメ「赤字丼」そして「白字丼」をご紹介しました!とにかく大きな店舗です。お昼時は混みますが、回転は早いです。帰り際も、社長さんが「どこから来られたんですか」「おなか一杯になりましたか」と声掛けをして一生懸命接客しておられたのが印象的でした。こういうお店少なくなりましたからね。田舎ならではの良さがあります。肝心な赤字丼ですが、少々飽き感はあるものの、話題になるだけあってしっかり美味しく、ボリューム感もあります。コスパは1595円というお値段を考えると・・・う~ん・・・「並み」かな。白字丼も盛り付けなどもこだわっていて良かったと思います。全体的にこの価格設定ですから、そこまで良い素材が使えるわけではないでしょうが、味付けなどを工夫していて、お店の努力を感じましたね。ネーミングは色物感がありますが、しっかりとした料理を提供してくれる実力派の食堂だと思います。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: