投稿日:2022年11月28日 | 最終更新日:2023年5月2日
北海道は道東「中標津町」2万人以上の人口を抱える、この界隈では大きな街です。北海道有数の観光スポット「開陽台」がある自然豊かな街。数はそれほど多くありませんが、なかなかグルメも充実しています。観光中にあっさりしたものを食べたいというときにおすすめしたいのが「手打ちそば伊とう」。中標津が誇る人気お蕎麦屋さんに伺いました!
💡手打ちそば伊とうとは?
2008年開業の中標津町にある有名そば屋。伊藤裕之さんが店主を務めています。なんと、ミシュランガイド北海道2012特別版で1つ星を獲得したのだそうです。地元中標津町産の石臼挽きを使用した藪そば、更科そばに加え、週末には韃靼そばも提供しています。
ⓘ手打ちそば伊とう インフォメーション
住所:標津郡中標津町東1条南3丁目2-1やまりんビル1F 電話番号:0153-73-3047

営業時間:平日 11:00 – 15:00 / 17:30 – 20:00 日曜日・祝日 11:00 – 19:30
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
予約:不可
駐車場:あり 店舗前に5台ほど
座席:26席(カウンター席、テーブル席)

🍴手打ちそば伊とう メニュー
メニューの先頭には、そばに関するこだわりが記載されています。藪そばには中標津産のそば粉、更科には道内産のそば粉が使用されています。お店ウリの藪そばは、蕎麦の実の外皮を取り除いた「丸抜き」のすべてを取り除いた蕎麦粉で打った蕎麦だそうです。黒みがかっていて、たんぱく質も豊富、そば粉の香り、味が強い旨書かれています。店主のこだわりを感じますね!

冷たいお蕎麦は「もりそば」620円~。温かいお蕎麦は「かけ」650円~です。大盛は200円増しの対応となっています。サイドメニューには「かしわ抜き」「自家製そば茶アイス」があります。

🖋実食レビュー
この時は更科蕎麦は休止中。藪そばでの提供でした。温かい「かしわ南蛮」と冷たいおそばから「ミルキーポークせいろ」をオーダーしました。
・かしわ南蛮
おいしそうな匂いと共に「かしわ南蛮」の登場です。鶏肉、長ネギ、そして別皿に刻みネギ。とてもシンプルなフォルムです。

さてさて主役のお蕎麦ですが、中太でなかには粒粒が。少し黒みがかっています。のど越しつるりとしたおいしいお蕎麦です。

おつゆはやさしいお味。塩辛いと、せっかくのお蕎麦の味が飛んでしまいますが、こちらはそういうこともなく、しっかりと麺の個性をサポートしているおつゆです。鶏肉や長ネギの旨味と、甘みが加わっておいしいです。量はおとなしい感じで男性には少々物足りなさはあります。

・ミルキーポークせいろ
こちらはもりそばに、温かいつけ汁がついてきます。別皿に刻みネギ。つけ汁には豚肉(ミルキーポーク)と長ネギ、唐辛子が入っています。

豚肉が入っているので、上述したかしわそばよりもさらに肉の甘みを感じます。ネギの甘み、唐辛子の辛さがくわわり、深く、きりっとした味になっています。お蕎麦をつけなくても、汁だけで飲み干したくなります。

やはり温かい蕎麦より、お蕎麦本来の味や、コシを感じます。と、言ってもコシが強いかと言われると、少し柔らかめの茹で加減でした。つけ汁との相性はよく、ペロッと平らげてしまいました。こちらもボリューム少なめですので、大盛がおすすめです。

最後に
中標津町お蕎麦の名店「手打ちそば伊とう」をご紹介しました。お店は市街地の中心部にあり、人気店ですので、お昼時はけっこう混みあいます。店内の雰囲気、接客、値段設定など、どちらかというと地元客を意識したお店かなと思います。店主こだわりのお蕎麦ですが、そこまで「個性的」という感じはせず、王道なのかなと思います。ボリュームは少なめなので大盛か+1品で。中標津であっさりしたものを食べたい方には、おすすめできるお蕎麦屋さんかと思います。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: