投稿日:2023年1月29日 | 最終更新日:2023年1月29日
北海道は道南地方に属する有人離島「奥尻島」エメラルドグリーンに輝く海「奥尻ブルー」は旅人を魅了します。そしてウニをはじめとするおいしい魚介に舌鼓といきたいところです。そんな奥尻島にも実は温泉が存在します。今回は道内でも随一と思われるアクセスハードルが高い秘湯温泉「神威脇温泉保養所」をご紹介します。
💡神威脇温泉とは?
奥尻島の繁華街は東側。西側はかなりのどかな雰囲気が広がっています。島の西側の神威脇漁港のすぐまえにある町営の温泉施設が「神威脇温泉保養所」。オープンは1978年。浴室が1F、2Fに設けられていてそれぞれに個性があります。1Fは地下30メートルから汲み上げられた濃厚な源泉がそのままかけ流され、鉄分豊富な黄褐色に濁ったかなり熱めのお湯です。2Fは展望風呂になっていて夕日が沈むのが見られるオーシャンビューです。やや低めに温度調整されています。

1993年7月に発生した北海道南西沖地震の影響で一時は温泉が枯れてしまいましたが、3か月後の10月に温泉が噴き出し、1994年の5月に営業を再開する運びになったそうです。今でも地元の方そして、観光客の憩いの温泉として親しまれています。中にはここの泉質を「道内で一番」という温泉ファンもいるようです。
ⓘ神威脇温泉インフォメーション
住所:奥尻郡奥尻町字湯浜98番地先 電話番号:01397-3-1130

開館時間:10:30~20:30
休館日:12月31日~1月2日まで
入館料:大人420円 小人160円 町内65歳以上230円 幼児無料
駐車場:あり 無料
リンスインシャンプー・ボディーソープ備え付け
📷館内の様子
1Fに大きな休憩所があります。温泉前後にゆっくりできます。1Fには飲料水の自動販売機もあります。お食事処や売店はありません。

♨温泉情報
所属:神威脇温泉 加水かけ流し(源泉温度が熱く冷却のため5%ほど加水)
源泉データ:
源泉数:2 1号井と2号井の源泉を混合
泉質/泉温:ナトリウム・カルシウム 塩化物泉/64.3℃
湯の特徴:弱黄色微濁、甘味および微弱苦み、無臭
効能:神経痛、関節痛、筋肉痛、慢性消化器病、慢性皮膚病など
飲用:不可
📷神威脇温泉 施設情報
神威脇温泉には、露天風呂、サウナはありません。1Fのほうが2Fより泉質が良いです。かなり熱いです。44℃~45℃くらいあるかも。顔から汗が噴き出てきて止まりません・・。鉄分、塩分が含まれていてお肌つるつるになりそうです。2Fに行くにはいったん服を着る必要があります。

2Fからは海を眺めることができます。熱いのが苦手な方や、時間がなくてどちらかに入るという観光客は2Fへどうぞ。1Fより2倍ほど大きいです。2Fは42~43℃かなと感じました。個性は1Fよりありませんが、それでも泉質の良さを感じます。

最後に
奥尻島唯一の天然温泉「神威脇温泉保養所」をご紹介しました。島に1つでも天然温泉があるのは大変ありがたいことです。建物のくたびれ感も逆に「島らしさ」が感じられていいなと感じました。ワンコインでおつりがくるのも高評価。少々、熱いお湯なので長風呂はできませんが、泉質は大変良く、保湿効果もばっちり!サウナなくても滝汗です(笑)まさに秘湯温泉!奥尻島に来た際にはマストなスポットだと感じます。奥尻散策後にはここで疲れを癒しましょう!
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