奥尻島 奥尻津波館【離島おすすめ観光スポット】災害の記憶を後世に残す資料館

投稿日:2023年2月7日 | 最終更新日:2023年2月7日

来る人を魅了する自然や、グルメの宝庫「奥尻島」。そんな奥尻島には、災害の歴史も刻まれています。地震や、その後の津波で多くの方が犠牲になったことは多くの人の記憶にもあることと思います。そんな悲しい歴史を風化させないために建てられているのが「奥尻島津波館」です。どんな資料館なのかご紹介します!

💡奥尻津波館とは?

1993年7月12日、22時17分。北海道南西沖の深さ34キロメートルを震源とするマグニチュード7.8の地震が日本海域で起き、その後大きな津波が奥尻島を襲いました。「北海道南西沖地震」と呼ばれています。死者・行方不明者は198名、島は壊滅的な被害を受けました。

震災から8年後の2001年、島内で被害が一番大きかった青苗地区に「奥尻島津波館」がオープンしました。災害の記憶、そしてそこから学んだ教訓を後世に残すための資料館です。館内はテーマ別に7つのブースがあり、災害の様子と、復興の様子が展示されています。

奥尻津波館 インフォメーション

住所:奥尻郡奥尻町字青苗36 電話番号:01397-3-1811(冬期間:01397-2-3890)

津波館外観

営業時間:9:00~17:00

定休日:4月22日~10月31日まで(月曜定休日ただし7、8月と祝日を覗く)11月~4月中旬まで休館。

駐車場:あり 無料 20台ほど

入館料:一般:大人520円・小中高生170円

団体割引もあります。
館内

奥尻津波館の向かい側には、「時空翔」と名付けられた慰霊地があります。島の人たちが未来を想う空間でもあるそうです。

時空翔

階段を上がっていくと大きなモニュメントがあります。黒御影石でつくられた石碑のくぼみは、震源地となった南西沖を向いているのだそうです。地震のあった7月12日に、海に向かって石の正面に立てば、くぼみの中へ沈む夕日を見ることができます。すごい作りですよね。

巨大な石碑が。

📷奥尻津波館 館内の様子

入館料を支払うと、スタッフさんが15分ほど地震や津波のことを説明できるということでしたのでガイドをお願いしました。島の地図をみながら、当時の様子や被害について説明してくださいました。ちなみの館内は写真撮影可能です。

被害が大きかった青苗地区の様子

館内に7つあるブースのうち、いくつかをご紹介します。

・映像ホール

災害の記録や海の自然を臨場感あるDVD映像(CG)で伝えます。10分ほどの災害ドキュメント映像を見ることができました。まず映像を見てから展示をみるのが良いかと思います。

映像ホール

・勾玉物語

奥尻島の遺跡から発掘された出土品、ヒスイの勾玉(複製)や遺物を展示しています。

島の歴史も学べます
出土品や模型が展示

・198のひかり

鎮魂と記憶の空間。災害で亡くなられた198名(行方不明者含む)のモニュメントです。198 個(横 18 × 縦 11)の窓がり、そこから光が差し込んでいます。

この展示は非常にユニークです。奥尻島の誕生→奥尻町の誕生→地震の前→地震や津波→復興に向けての歩みが時系列に模型であらわされています。単に文字を読むという展示ではないので、非常に印象的でした。

視覚に訴える展示
起きたことが時系列順に並んでいます。

館内には、多くの写真展示があります。当時の被害の大きさ、そして、復興に向けての人々の努力を見ることができ印象的でした。

たくさんの写真

最後に

奥尻島の悲しい記憶が展示されている資料館「奥尻津波館」をご紹介しました。資料館自体はとてもコンパクトですが、展示の仕方が工夫されているので、充実していますし、歩く量が少ないのも魅力かと思います。災害の甚大さや悲しみ、そして復興にむけての努力などに思いを馳せることができる貴重な資料館だと思います。そして奥尻観光においても屋内型の観光施設はほかにないので、雨の日などにいけるスポットとしても貴重かなと思います。悲しい記憶ではありますが、記憶を風化させないためにも、訪問することをおすすめしたいスポットです。

所要時間 1時間

観光マスト度:★★★(道外の方)★★★★(道内の方)

星の目安☟:

★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない

★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所

★★★ 時間があれば、観光したい場所

★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所

★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人