北海道は3番目に人口の多い街函館市。魅力的な観光地、おいしいグルメが盛りだくさんの街として多くの観光客でにぎわいます。函館市は早くから西洋文化が根付いた街、函館にも多くの洋食の名店がありますが、洋食ばかりでは、胃腸も少々疲れてきますよね。今回はそんなときにぴったりお蕎麦屋さんの名店「蕎麦彩彩 久留葉」をご紹介します!
💡久留葉とは?
久留葉は2008年開業。函館山の麓、有名な大三坂の中腹にあるお蕎麦屋さんです。1929年築の古民家をリノベーションしたお店で、函館市の「伝統的な建物」に指定されています。函館の建築史の祖とされる村田専三郎氏の木造平屋建の家屋だそうです。お店の外観だけではなく、蕎麦の味にも定評がありミシュランガイド北海道2017ではビブグルマンに選出された実力派のお店です。
ⓘ 久留葉 インフォメーション
住所:函館市元町30-7 電話番号:0138-27-8120

営業時間:平日11:30~14:30 土日祝11:30~15:00 夜17:00~20:00(金、土、日、祝日のみ)
定休日:不定休
予約:ランチタイム不可 夜のコース17:30~20:00(コース料理は、前々日までに要予約)
駐車場:店舗向かい側に4台 坂の上に第二駐車場有
座席:テーブル席、座敷席

🍴久留葉 メニュー
メニューの先頭には久留葉のお蕎麦のこだわりが記載されています。蕎麦農家から良質の蕎麦の実を仕入れていること、店内の石臼でその日か、翌日に使用する分だけ挽いていること、蕎麦打ちのこだわりなども記載されています。

久留葉には季節限定のメニューがあります。天然海老の天ぷらセイロ、桜えびと白エビのかき揚げのセイロがおすすめ。スダチの冷かけそば、青ネギ梅おろしの冷かけそばは夏定番メニューです。

夜のコース(予約限定2名様より 2日前までに要予約)6000円~。

定番メニュー。温かいそばは、かけそば880円~。冷たい蕎麦はセイロ880円~です。

デザート、サイドメニュー。自家製ざる豆腐は人気メニュー。450円です。

ドリンクメニュー。こちらも季節によってメニューが変わります。日本酒、焼酎、ビールなどあります。

🖋久留葉 実食レビュー
季節の定番メニューより「青ネギ梅おろしの冷かけそば」と「スダチの冷かけそば」そして人気定番メニュー「自家製ざる豆腐」をオーダーしました。
・青ネギ梅おろしの冷かけそば
トレーにのってやってきました季節の逸品。なかなか見た目のインパクト大です(笑)。そばはほぼ見えず。自家製ざる豆腐には別皿で塩がついてきました。

メニューの名前にたがわず、青ネギの量がすごく表面をおおっています。中心には梅おろし、そして刻みネギがのっています。たしかに涼しげなおそばです。

細いながらもコシを感じるお蕎麦です。セイロと違い、冷かけなのでお蕎麦の匂いが強くはありませんが、ほのかな風味と、のど越しの良さを感じます。

おつゆは、利尻昆布と、枯節を使用したもの。シンプルながらも、おいしいつゆです。新鮮な青ネギの甘さ、梅おそしの程よいすっぱさがアクセントになっていて、するするっと食べることができます。暑くていまいち食欲が・・・という時にもってこいの逸品だなと感じます。

・自家製ざる豆腐
別皿で提供されるお塩でいただきます。大豆の味をズドンと感じて濃厚で美味しいです。口当たりなめらか。醤油よりも、お塩のほうが豆腐そのものを感じられるので良いですね。

・スダチの冷かけそば
久留葉を代表する夏の一品。見た目からして超さわやかで、とても美しいです。別皿に刻みネギがついてきます。

表面にびっしりと並んだスダチは徳島県産。スダチの下には氷も入っていてなんとも涼しげです。

お蕎麦やおつゆは、前述した青ネギと梅おろしの冷かけそばと同様です。こちらはスダチの酸味やすっきり感があります。スダチの皮は少々苦みがありますので食べるかどうかはお好みで。どちらのお蕎麦もボリューム感は少々おとなしめ。男性は大盛にしたり、サイドメニュー追加がおすすめです。

最後に
函館市を代表するお蕎麦屋さん「久留葉」をご紹介しました。函館を代表する観光スポットが盛りだくさんのエリアにひっそりとたたずむ、雰囲気◎の古民家蕎麦屋でした。お蕎麦自体のクオリティに感動があったかというと正直そこまでではありませんが、味は間違いなく平均以上という感じでしょうか。コスパという面では決して高くはありません。ただ、建物そのものの価値や、お店の雰囲気というものをトータル的で考えると、価格設定も納得。おすすめしたいお蕎麦屋さんだなと感じます。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: