真狩村 いし豆 お蕎麦 【小樽・後志おすすめグルメ】自然豊かな真狩で食べる師玉のお蕎麦!

投稿日:2022年9月8日 | 最終更新日:2022年9月8日

北海道の名山羊蹄山を望む真狩村。日本一のユリ根の産地でもあります。豊かな自然を抱くこの街に、素材や製造方法等こだわりぬいた、人気のお蕎麦屋さんがあります。その名も「いし豆」どんなお店なのでしょうか?ご紹介します。

💡いし豆とは?

真狩市街地からニセコ方面に進むと、羊蹄山自然公園手前にある一見、普通の住宅に見えるお蕎麦屋さんがあります。それが「いし豆」創業は2003年。初老のご夫婦が営んでおられます。特徴的な店名の「いし豆」は「石臼をまめに挽こう」というのが由来。

黒松町内の玄そばを使用。そばは毎日、脱皮、手挽き電動石臼にて自家製粉、そして手打ちをして提供しているとのこと。店主のお蕎麦へのこだわり、愛を強く感じるお店です。ちなみにミシュランガイドにも掲載経験ありです。

お蕎麦にこだわっています!

ⓘ いし豆 インフォメーション

住所:虻田郡真狩村字社206-8 電話番号:0136-45-3691

店舗外観

営業時間:11:30~15:00(L.O.14:45) 人気のお店で繁忙期は蕎麦がなくなり早く閉店します。

定休日:水・木曜日  冬季間(12月〜3月)火、水、木曜

予約:不可

駐車場:店前に10台ほど可能

座席:テーブル席と、窓側がカウンター席

店内の様子
カウンター席

行列必至の人気店です。店内で待つことはできません。奥さんから呼び出しベルを受け取り、車内などで待ちましょう。ベルがなったら店内に入ります。

呼び出しベルをもたせてくれます。車内で待ちます。

🍴いし豆 メニュー

メニューはとにかくシンプル。温かいお蕎麦は3種。かけそば900円~。冷たいお蕎麦も3種。もりそば900円~です。とりごぼうは10食限定です。こういうシンプルなメニュー展開は自信の表れですし、好感が持てますね。

シンプルなメニュー

そして、石臼の人気メニューの1つが「蕎麦がき」なんと1日限定5個。食べられたらラッキーです。冬季限定のおそばもあります。メニューがシンプルなのであまり迷わないのがいいですね。

蕎麦がきも人気!

🖋実食レビュー

今回は「蕎麦がき」温かいお蕎麦から「かしわそば」冷たいお蕎麦から「もりそば」をオーダーしました。

・蕎麦がき

今回はめちゃくちゃラッキーでした。お店に着いたのはすでにお昼時だったので1日5食限定の蕎麦がきがまだあるとのこと・・・。

蕎麦より早く蕎麦がきが登場。さて、こちらが「蕎麦がき」真ん中にはわさびが鎮座。蕎麦がきにつけるものとして、醤油と岩塩がついてきました。

蕎麦がき

ちなみにこの見た目スライムのような!?蕎麦がきですが、そば粉に熱湯を加え、こねて餅状にした食べ物です。蕎麦がきの「がき」は漢字で書くと「掻き」そば粉をお湯の中で掻いて作ることからそう呼ばれています。基本的にはそば粉100%で作る。新鮮なそば粉であるほど、風味が豊かでおいしいため、蕎麦がきを提供する蕎麦屋は、そば粉にこだわりがあるといえます・・・以上豆知識・・。(笑)

と言うことで、「いし豆」の蕎麦がきですが、程よい弾力がありつつも、柔らかい。最後に軽く焼いてあるのかな!?蕎麦の匂いがガツンときます。そして、口に入れると、蕎麦の旨味や甘みが口の中に広がります。最初はそのままいただきましょう。次に蕎麦がきの上に載っている山葵を醤油に溶きつけて食べたり、今度は塩に・・・と交互に食べると、どちらも蕎麦の甘みを引き立ててくれます。

芸術の域

もちふわの食感ですが、少しざらっとした舌に触れる粒子を感じます。よく噛むと、本当にお蕎麦そのものの風味が口の中に広がります。日本酒とか飲みながら食べたいですね。これを食べないのはもったいない・・。

蕎麦の風味がダイレクトに。

・かしわ蕎麦(温かいお蕎麦)

美しいフォルムです。椀の中にはお肉が3つのっています。そして三つ葉が添えられています。ネギは別皿になっています。お汁は少し濃いめ。そして単に濃いだけではなく、深みやコクを感じます。熱々ですので寒い時期には特におすすめです。

かしわ

お蕎麦は細目。粗びきのため黒い粒粒が入っています。温かいお蕎麦はお汁にどうしても蕎麦の風味がとられてしまいますが、こちらは蕎麦そのものの味も感じます。麺は多めです。こういうこだわりのお蕎麦店ってびっくりするくらいお蕎麦が少量だったりするのですが、こちらはそれなりにボリュームがあるのでうれしいです。

そばの風味をしっかりと感じます

そして、鶏肉もお肉そのもののおいしさを感じます。噛んでいくと鶏肉の旨味がジュワッと出てきます。主役のお蕎麦を引き立てつつ、でも料理のアクセントとして、しっかり自己主張もしています。全体的にバランスの取れたおいしいお蕎麦です。

しっかり蕎麦をひきたてています!

・とりごぼう(冷たいおそば)

やはり本命は、そば本来の味をダイレクトに味わえる冷たいお蕎麦!やはり180g~200gほどはありそうなお蕎麦のボリューム感。メニューに「大盛」がないので、定番でこの量はうれしい限り。つけ汁、そして長ネギとすりおろし生姜が入った小皿がつきます。

とりごぼう

まず、このお蕎麦だけで何もつけずにいただきましょう!お蕎麦は細目。コシがあります。お蕎麦の旨味と、甘み、ほのかな酸味が口の中に広がります。おいしい・・。

まずはお蕎麦そのままで!

つけ汁もすごくおいしい。だしはカツオと昆布でしょうか。かなり細く切られたごぼうの旨味と、鶏肉の脂が汁に溶け込んですごく深いです。鶏肉は一切臭みがなくおいしいです。

つけ汁にもこだわりを感じます

後半にはすりおろした生姜を好みの量加えつつ、味変していただきます。それにしてもおいしい。蕎麦とつけ汁の相性抜群です。麺の量も多く大満足の逸品。

大満足!

そして、食後の蕎麦湯もすばらしい!トロっとした蕎麦湯をだし汁にいれて飲むと、感動的なおいしさでした。食事の最後までまったく手抜かりなしです。ごちそうさまでした!

〆の蕎麦湯も言うことなし!

最後に

真狩村の至宝ともいうべき人気お蕎麦屋さん「いし豆」をご紹介しました。全道津々浦々行ってお蕎麦を食べてきましたが、「いし豆」はトップクラスのおいしさだと思います。このクオリティでこの量でこの値段なら本当に名店だと感じます。近くに住んでいる方がうらやましい・・。初めて訪問の方は、冷たいお蕎麦から一品、そして、売り切れてなけれが「蕎麦がき」をぜひオーダーください。個人的にもリピ確定のお店です!

美味しさ:

評価 :5/5。

コスパ:

評価 :4.5/5。

おすすめ度:

評価 :5/5。