投稿日:2022年9月1日 | 最終更新日:2022年9月1日
北海道の道の駅や、各地のお土産屋さんに必ず置いてあるのがご当地羊羹。道南には「五勝手屋羊羹」道東には「標津羊羹」そして今回ご紹介する日高地方代表「元祖三石羊羹」。当時から受け継がれている製造方法と、厳選された原料へのこだわりから、今でも地元の人のみならず遠方にもファンを持つ逸品の羊羹屋さんです。今回は三石羊羹を製造販売する老舗和菓子店「八木菓子舗」をご紹介します!
💡八木菓子舗とは?
その歴史は古く江戸時代に松前藩が、三石場所を置いたことが現在の日高郡新ひだか町三石地区の始まりなんだそうです。明治になり、当店の近くに駅逓(現在で言う道の駅)が定められたことから、初代八木豊吉(近江の人)が、お土産品の需要を感じ取り、羊羹を試作したことから始まりました。三石羊羹の商標は2代目によるもの。
創業以来、十勝産の小豆、長野伊那の寒天、上質の白双糖のみを使い伝承された匠の技によって上品な風味の羊羹を作り続けています。創業は1910年(明治43年)、現在は4代目です。
ⓘ八木菓子舗 インフォメーション
住所:北海道日高郡新ひだか町三石本町35番地 電話:0120−532−148

営業時間:7:30〜19:30 ※感染症拡大のため変更があるかもしれないのでご確認ください。
定休日:元日
駐車場:店舗前
公式ホームページはこちらから
📷八木菓子舗 店舗の様子
国道沿いにあるのですぐにわかります。お店は改装されていて非常にきれいです。店舗前に駐車場があります。中もちょうど良い広さで入り口から入ると正面にショーケースがあります。また壁側にも羊羹以外にもいろいろな和菓子が並んでいます。

こちらが看板商品の「元祖三石羊羹」。十勝産の小豆を自家製餡し無添加でじっくり時間をかけて練り上げています。甘ったるさが全くなく、むしろさっぱりとした後味の羊羹だと人気があります。

円柱上で糸で切り分けながら食べるタイプもあります。

🖋三石羊羹 実食レポ
今回は「元祖三石羊羹」ミニを実食レポします。石鹸箱くらいの大きさです。


原材料は、砂糖・小豆・寒天のみ。余計なものは一切入っていません。
カロリーは100gあたり263kcal。中に小さなヘラがついています。

箱のサイドを真横に引っ張ると箱全体が展開されて、切り分けやすくなりました。工夫がされていますね。とても艶やかな羊羹です。

いただきます…。しっとりとむっちりとした食感です。羊羹は普通、日が経つと表面に白い粉がふき、固くなっていきます。これを糖化と言ってこれはこれで羊羹独特の味わいにもなるのですが。でも、この三石羊羹には全く糖化がなくみずみずしいままです。甘さは口に残らず生のあんこを食べているような感じです。口の中に入ってきたなめらか感、そして素材の良さをいかす確かな技術・・おいしいですね。

最後に
三石羊羹にはいくつかの種類があります。定番のオリジナルの他に抹茶・栗・豆があります。羊羹は消費期限も長く、非常食にもなりますし、品のある美味しさには定評があります。今回、家族にお土産に買っていきましたら、他の羊羹よりも美味しいと好評でした。サイズ展開豊富なのもおすすめポイントの1つかなと思います。歴史と伝統の技によって作られる三石羊羹の味は保証されています。たしかにほかの羊羹と比べると、似て非なるもの。圧倒的に上品な味わいでおいしい。日高にきたときはぜひ、八木菓子舗に立ち寄ってお土産に一ついかがでしょうか。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: