津別町はオホーツク圏の内陸部にある町。少しマニアックな街ではありますが、大自然に囲まれた「緑のふるさと」そんな津別町にひっそりとたたずむ温泉宿があります。それが今回ご紹介する「ランプの湯森つべつ」日帰り入浴も受け付けているので温泉につかってきましたよ!
💡ランプの宿森つべつとは?
街の面積の86%が森林が占めているという自然豊かな街津別町。「奥屈斜路温泉ランプの宿森つべつ」は市街ちからさらに20km以上も離れています。日常の喧騒から離れて、リラックスできる森に囲まれた宿です。
宿の歴史はと言いますと・・1988年に採掘した上里温泉を利用して、1993年津別上里温泉「森の健康館 ホテルフォレスター」が開業し、1997年には3階建ての新館が完成しました。開業から津別町振興公社が指定管理者として運営しましたが、2007年、指定管理者が(株)愛生(あいおい)の杜に変わり改修工事で休業しました。2008年「ホテルフォレスターくりんの里」が再開しましたが、(株)愛生の杜の撤退により2009年11月で休館してしまいます。しかし2010年4月1日、新たに指定管理者になった(株)アンビックスが運営する 「ランプの宿 森つべつ」に名称変更して再オープンして今に至っています。同時に、温泉地名も上里温泉から奥屈斜路温泉に変わっています。
ⓘランプの湯森つべつ インフォメーション

住所:網走郡津別町字上里738番地
電話番号:0152-76-3333
開館時間:日帰り入浴10:30~20:30
休館日:なし
駐車場:あり
入館料:日帰り入浴 大人600円 小人250円
ボディーソープ、リンスインシャンプーは備え付けです。

お風呂と食事でお得な1300円のセットも販売しています。4品より1品選ぶことができます。

📷ランプの湯森つべつ 館内の様子
落ち着いた温かみのある雰囲気のフロントです。

フロントの向かいにはこじんまりとした売店があります。津別町のブランド牛を使った「流氷牛ジャーキー」などのお酒のおつまみや、津別町名物「クマヤキ」のサブレ、隣町北見市の名産品「ハッカ油」や関連商品、道内に生息する動物たちのぬいぐるみなどを販売しています。


森をみながらゆっくりくつろげます。夜にはプロジェクターで動物たちを題材にしたアニメが放映されていました。


ランチタイムとディナータイムにはレストランを利用できます。価格設定もそこまで高価な感じはしないので使い勝手が良いかなと思います。この近くには一切飲食店がないので助かります。


♨温泉情報
所属:奥屈斜路温泉
源泉数:1
泉質/泉温:単純温泉(アルカリ性単純温泉)加温・循環ろ過・塩素殺菌あり(但し加水なし)
湯の特徴:無色透明、無味、無臭
効能:自律神経不安定症、不眠、うつ状態など
飲用:不可
📷 施設情報
大浴場はそこまで大きくはありませんが、奥まった場所にある温泉宿なので十分でしょう。一見、無色透明なので普通のお湯!?という感じですが、入るとヌルッとしていて、お肌に良い意味でまとわりつく感じがします。美肌の湯です。

岩と天然石を積み上げた露天風呂。なかなかの広さ。森のかおりに包まれながら入る温泉は最高ですね。夜には天気が良ければ満点の星空を見ることができます。

サウナは横長に1列で座る珍しい設計です。収容人数は6名ほど。壁と天井にヒーターがあります。テレビなし。温度は控えめなので、汗をかくには少々時間がかかりますね。香りがじゃっかん気になる・・古いせいでしょうね。水風呂も、温度は高めで18℃はあるかなという感じ。椅子等などの設置はありません。露天にある石に腰掛ける感じでしょうか。「整いレベル」はあまり高くはありません。まぁ、サウナ&水風呂があるだけいいですけどね。

最後に
秘境に来たという感じがしますし、場所が場所だけにあまり客が押し寄せるということはないのでくつろげます。温泉の泉質はそこまで個性的というわけではありませんが、癖がないぶんゆっくり浸かれるという方も多いかと思います。施設がさすがに年季が入っているので、昨今のサウナブームにあわせた作りにはなっていないのでサウナでの「整い」はあまりありませんが、総合的にはかなり満足度が高いのではと思える温泉かと思います。
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