投稿日:2022年3月20日 | 最終更新日:2022年3月20日
北海道美唄市はかつて炭坑で賑わった町。そんな美唄だから育った独特の食文化があります。今回ご紹介するのは、美唄きっての人気店「やき鳥たつみ」炭鉄港めしの「焼き鳥」「もつそば」「鶏めし」を味わってみましょう!
💡もつそば・鶏めしとは?
「もつそば」とは、アツアツのかけそばの上に、もつ串をのせた一品。もつ串は濃いめのそばつゆに浸して食べます。
「鶏めし」の発祥は明治時代、開拓のために美唄市中村地区に入植した中村豊次郎が、稲作が軌道にのるまでの期間、小作人たちの家計と健康を気遣い、つがいの鶏を与え養鶏を奨励したのだそう。その後、米がとれるようになると、遠来から来た客をもてなすために飼っている鶏をつぶし、米と一緒に炊き込んだ「とりめし」で振る舞ったといわれています。
使う主な食材は、各お店や家庭によって多少の違いはありますが、基本は米に炒めた鶏肉とモツのみ。調味料も醤油、砂糖、酒だけで味付けをして、炊き上げる非常にシンプルな料理です。シンプルな分、鶏の出汁の旨味が広がり、飽きの来ない味が今でも人気の秘訣となっています。地域によっては、ラーメンと一緒に食べるという風習もあるようです。

ⓘ やき鳥たつみ インフォメーション
住所:美唄市西一条南1丁目1-15 電話番号:0126-63-4589


営業時間:ランチタイム11:00~14:30
定休日:火曜日(火曜日が祝祭日の場合は営業)
予約:可能
駐車場:あり 店舗の向かい側 11台
座席:46席 カウンター席、テーブル席、小上がり席



やきとりたつみは1968年(昭和43年)創業。
🍴たつみ メニュー
お得なランチメニュー。そば定食・たつみ定食。とり飯定食・10割蕎麦ランチがあります。価格設定もお得感があります。ランチメニューにはありませんが単品で「もつそば」550円もオーダーできます。


🖋実食レビュー
今回は人気のランチメニューから「とり飯定食」と単品で「もつそば」をオーダーしました。
・とり飯定食
こちらはオーダーの際、もつ串か鳥精肉にするかで選べます。もつそばをオーダーしたので、この定食には生肉を注文しました。
とり飯と、鳥精串2本、鶏ガラと玉ねぎのスープ。冷ややっこに、沢庵という、なかなか食べ応えのあるラインナップです。

とり飯はしっかりとした味付けですね。中には鶏肉と、ゴボウ。非常にシンプルです。油も程よくまわっていますし、ゴボウの風味がただよい箸がすすみますね。

鳥精肉は2本。むっちりしたお肉で、食べ応えがあります。美唄焼き鳥は鳥の様々な部位とタマネギを、串にさして塩コショウで焼き上げた焼き鳥なんだそうです。たつみの鳥精は割と淡白なお肉。もも肉ではなくて胸肉ですね。しっかりと塩コショウはふってありますが、塩辛くないギリギリを攻めている感じ。玉ねぎもシャキッと感が残っていておいしいです。
とり飯や、焼き鳥が濃い味付けの分、冷ややっこや、スープがついているのはお口直しにちょうど良いと思います。それにしてもコスパが素晴らしいです。さすがの人気店です。

・もつそば
シンプルなかけそばに、もつ串が2本浸っています(笑)非常にシンプルでトッピングは刻みネギのみです。もつ串もいろいろな部位が混ざっているのがいいですよね!肝やキンカン、ハツなど様々です。歯ごたえも楽しめますし、お肉のうま味を感じます。玉ねぎも甘みがあって美味しいです。

鳥もつの出汁がほんのりとした普醤油ベースのお汁。麺は駅そばのようなこしのない業務用チックな麺です。焼き鳥を食べながらビールを呑んで、締めにお蕎麦と言う感じなのでしょう。ボリューム感もあまりなく、これ単品で食べるとなるとちょいと物足りない感じはあります。

最後に
美唄のご当地グルメを語る上では欠かせないお店「たつみ」をご紹介しました。ちなみに美唄の焼き鳥は「日本7大焼き鳥」の1つだそうです。「もつそば」に「鶏めし」も味わえて、美唄グルメを堪能できる場所です。価格帯もリーズナブル。大変人気のお店なので事前に予約するのがベターですね。皆さんにおすすめできるお店です。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: