旭川市 北鎮記念館【旭川おすすめ観光スポット】北海道の防衛と開拓の歴史を学ぼう!

投稿日:2022年2月21日 | 最終更新日:2022年2月21日

明治時代以降、旭川は「軍都」として栄えていました。その時代をしのばせる屯田兵と、師団に関する資料が展示されている、陸上自衛隊の広報施設が「北鎮記念館」です。どんな博物館なのか覗いてみましょう!

💡北鎮記念館とは?

明治23年、「旭川村」が設置され、屯田兵や開拓民が入植しました。旭川は北海道のほぼ中心にあり、北海道開拓や防衛における拠点として、時の経過とともに要所となり、多くの人が集まってきました。そして、それに拍車をかけたのが「第七師団」の移住でした。

北鎮とは「北の鎮め(北の護り)」を意味する言葉です。北鎮記念館では、開拓と防衛の歴史を物語る貴重な資料約2500点が展示してあります。建物は平成19年にリニューアルオープンしています。

ⓘ北鎮記念館 インフォメーション

住所:旭川市春光町陸上自衛隊旭川駐屯地内

電話番号:0166-51-6111

外観

敷地内には懐かしいスズラン灯があります。

懐かしい雰囲気

開館時間:夏季(4月~10月):9:00~17:00 冬季(11月~3月):9:30~16:00

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始

入館料:無料

駐車場:あり 25台ほど 無料

📷北鎮記念館 館内の様子

希望すれば自衛官の方が無料ガイドしてくださいます。わたしたちも申し込みましたが、くわしく学べますのでぜひ、おすすめします。自衛官らしい、笑いの要素が一切ないお堅いガイドでしたが、実直さが伝わってきましたし、いろいろ学べてよかったです。

●1F

入館手続きをして、ます目に留まるのがエントランス内にある「第七師団総覧」です。第七師団の歴史や戦域などが表になっています。記念館の展示は基本的にはこの歴史の流れに沿っていますので、要確認です。

第七師団の歴史を学べます

1Fには現在の陸上自衛隊第二師団の歴史や、訓練の様子、国際貢献活動などの記録が展示されている部屋もあります。

陸自の活動を学べます

自衛官の服を着て写真撮影できるコーナーもありました。興味ある方は・・。

記念撮影もできます

●2F

博物館として展示のメインは2Fです。江戸から明治にかけての北海道の歴史年表があります。

北海道の始まり

北海道の開拓と屯田兵について学べます。明治8年から32年の25年間で約4万人の兵員と家族が移住しました。今の北海道があるのはこうした方たちの辛苦の上に成り立っているんだなということが学べます。

屯田兵の生活について学べます

明治29年、北海道防衛のために、札幌に第七師団が創設され、その後明治34年旭川に移住しました。陸軍でも最大規模を誇り「軍都旭川」が誕生しました。

第七師団の移住が旭川発展に大きく影響しました!
軍服
すごい規模ですね!

ここからは戦争の歴史展示です。第七師団と日露戦争、第二次世界大戦などの展示があります。戦争によって多くの命が「奪われました」し「奪った」のでしょう・・・切なさを感じます。戦争は愚かな行為だなと痛感します・・・こうしたことが100年もたたない割と最近に行われたこととは・・。

日露戦争
太平洋戦争に関する展示

旭川市の発展の様子も展示されています。また、今では見ることができないような、昔懐かしい生活用品の展示などもありノスタルジーな気分に浸れます。

旭川発展の歴史
昭和ノスタルジー

最後に

旭川にある「北鎮記念館」をご紹介しました。北海道の歴史を語る上では欠かせない屯田兵のこと、そして北海道第二位の都市のなった旭川市の歴史が学べる貴重な資料館です。入場無料、ガイド無料・・・大変ありがたいです。当然、「自衛隊」の目線に立った戦争の歴史になるわけですが、展示も充実していてなかなか見ごたえがあります。旭川は「旭山動物園」のほかに目玉の観光スポットが少ない場所ですが、少し地味ではあるもののこの「北鎮記念館」はなかなかおすすめです。自衛隊に隣接する建物ですが、かしこまらずに意外と気軽に入れますよ!みなさんもお時間を見つけて訪問してみてください!

所要時間:1時間

観光マスト度:★(道外の方)★★(道内の方)

星の目安☟:

★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない

★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所

★★★ 時間があれば、観光したい場所

★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所

★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人