投稿日:2022年2月3日 | 最終更新日:2022年2月5日
十勝の南側に位置する「広尾町」青い海と季節の花々で彩られる港町です。そんな広尾町、今ではすっかり高級魚になった「ししゃも」が獲れる町としても知られています。そんなししゃもを使用したB級グルメ「しゃロッケ」なる一品があるとか。広尾の老舗食堂「八幸」でいただいてきました。
💡しゃロッケとは?
広尾町のご当地グルメ「しゃロッケ」はその名の通り「ししゃも」を使用した「コロッケ」です。「しゃけ(鮭)」のコロッケではありません。北海道の太平洋沿岸にしか生息していない日本固有の魚「ししゃも」スーパーなどで売られているほとんどは「カペリン」いわゆる「樺太ししゃも」です。日本で売られているのは、卵を抱えた時期に大西洋で漁獲された輸入ものがほとんどです。広尾町で獲れるのは「ししゃも」です。そのししゃもをなんとかPRしたいということで生まれたグルメです。
「しゃロッケ」は茹でたししゃものほぐし身にチーズとライス、クリームソースを混ぜ、パン粉をまぶしてカラッと揚げたライスコロッケです。クリームソースで味付けすることによって、ししゃもの臭みを抑えています。
ⓘ八幸インフォメーション
住所:広尾町西1条6丁目
電話番号:01558-2-3737

営業時間:11:00~20:00
定休日:日曜日
座席:カウンター席、テーブル席、小上がり席。歴史を感じさせる重厚感ある店内です。


味の八幸は1972年創業。リニューアルした1983年に現店舗に。広尾町内でも一、二を誇る老舗店です。ご高齢の店主なので、後継を探していて事業継承できたら引退されるそうです。
🍴八幸メニュー
定食・寿司・焼き魚メニュー。特にハッカクの焼き魚や刺し身は同店が味を広めた名物料理です。そして八幸人気なのは「弁当」値段も6段階で設定されています。「しゃロッケ」定食は900円でした。


🖋実食レビュー
今回は「しゃロッケ定食」とこちらも人気メニューの「生ちらし」をオーダーしました。
●しゃロッケ定食
やってきました!しゃロッケが3つ、シシャモ2尾、サラダ、お味噌汁、ライス、小鉢、お漬物というラインナップです。けっこう食べ応えありそうです。

こちらのシャロッケはししゃもとジャガイモを混ぜて揚げたものでした。非常に優しい味です。たしかにほのかに、ししゃも独特の風味を感じます。ししゃもは匂いに個性があるのであまり割合を増やしすぎると臭みが強くなるのでしょう。そして、ししゃも・・・小さいですね(笑)どちらもオスでした。
ご飯はおいしいです。よい炊き方。ただ、しゃロッケとししゃもでは、お米に絡むわけでもなく・・・。お味噌汁は海鮮の味がでていてこちらも美味でした。お米がすすむおかずが一品あればいいなと思いましたが、値段を考えるとなかなかのコスパだと思います。

●生ちらし
一つ一つネタが大きく切られています。こちらにも、大きなエビの頭が入ったお味噌汁がついてきます。

生ちらしには9ネタ入っていました。まぐろ、はまち、たい、甘えび、いか、ほたて、ほっき、いくら、たまごです。しそ、わさび、ガリ。少しスジっぽいネタもありましたが、総じて鮮度が良くおいしかったです。ハマチや甘えびは魚の甘みを感じる新鮮なネタでおいしかったです。酢飯はちょいお酢が強めかなと感じます。少し前より値段はだいぶ上がったとはいえ1700円ですからね。ボリュームもありますし、コスパ悪くないですね。

最後に
さすが地元で長年支持されてきた老舗店。安心感がありますね。店舗も接客も良い意味での田舎感がありそれまた味わいがあって良いです。この日も仕出し弁当の注文などで忙しそうでした。お客さんはこのお店自慢の「八角」の焼き魚が入ったお弁当を注文している方が多かったですね。広尾のB級グルメ「しゃロッケ」はまぁ地元民は食べないでしょう(笑)特別な印象が残る名物ではないかなと感じます・・・もちろんまずくはないですよ。大箱で歴史あるお店、上手に後継者にバトンタッチできることを願っています。広尾町にお越しの際はおすすめのお店ですよ!
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: