投稿日:2022年1月9日 | 最終更新日:2022年2月16日
北海道は道央に位置する美唄市、かつては炭坑があり大変活気があった街です。そんな美唄市には昔から焼き鳥や、とりめしなど鶏料理がご当地グルメとして浸透してきました。今回は国道12号線沿いにある美唄市の人気店「白樺茶屋」で絶品の「美唄とりめし」があるときいていってきました!
💡美唄とりめしとは?
発祥は明治時代、開拓のために美唄市中村地区に入植した中村豊次郎が、稲作が軌道にのるまでの期間、小作人たちの家計と健康を気遣い、つがいの鶏を与え養鶏を奨励したのだそう。その後、米がとれるようになると、遠来から来た客をもてなすために飼っている鶏をつぶし、米と一緒に炊き込んだ「とりめし」で振る舞ったといわれています。
使う主な食材は、各お店や家庭によって多少の違いはありますが、基本は米に炒めた鶏肉とモツのみ。調味料も醤油、砂糖、酒だけで味付けをして、炊き上げる非常にシンプルな料理です。シンプルな分、鶏の出汁の旨味が広がり、飽きの来ない味が今でも人気の秘訣となっています。地域によっては、ラーメンと一緒に食べるという風習もあるようです。
ⓘ白樺茶屋 インフォメーション
住所:美唄市茶志内町日東入口 電話番号:0126-65-2768


営業時間:[4月~10月]11:00~20:00(L.O.19:30) [11月~3月]11:00~19:00
※とりめしが完売次第終了
定休日:第1,3,5火曜日
駐車場:あり
予約:不可
座席:40席 テーブル席、小上がり席


🍴白樺茶屋 メニュー
看板メニューは「とりめし定食」900円。単品ですと650円です。そして、コスパ最強なのが「ラーメンセット」950円。ラーメン(醤油か塩が選べます)と、とりめしで950円!
その他にも、カレーやそば、冬季は期間限定で「鍋焼きうどん」を提供しています。


ちなみに、とりめしはテイクアウトもできます。1個550円です。

🖋美唄とりめし実食 レビュー
今回は人気メニュー「とりめし定食」と冬季メニュー「鍋焼きうどん」をオーダーしました。
●とりめし定食
とりめしは少し大きめのお茶碗に入っています。そして、お味噌汁にサラダ、冷奴にたくあんというセットです。

とりめしの具材は、鶏肉と玉ねぎだけなのでとてもシンプル。前日にじっくり煮込んだ鶏ガラスープに砂糖や醤油をくわえとりめしを炊いています。ご飯が出来上がった後に具材を入れることにより、鶏肉が硬くなるのを防いでいます。お米は美唄産のななつぼし、深川産の卵を産まなくなった親鶏を使用しています。

実際にいただいてみると、シンプルながらも深い味わい。甘みがあってなんとも優しい味なんです!お米を噛めば噛むほど、奥行きを感じます。一般の炊き込みご飯にはゴボウが使用されることが多いですが、何もなかった開拓時代に生まれた料理なので、あえて使用していないのだとか。これは非常に美味しいです。味が薄味なのに、旨味がすごいので、最後まで飽きがなく食べられますし、また食べたくなる味に仕上がっています。
写真を見ての通り、ごはんが「つやっと」しています。一般的な炊き込みご飯は少しぼそぼそした印象だと思うのですが、こちらのとりめしはチャーハンのように脂が全体的にまわっている感じなんです。ラーメンなど麺類などとの相性も良いですし、素晴らしいです!全体的なボリューム感は「並」です。パクパクいけちゃいます。定食は、味噌汁をはじめ箸休めが充実しているのもうれしいです!

●鍋焼きうどん
こちらも非常に美味しそうです。具材は、豚肉、大きな麩、真ん中に玉子、ナルト、長ネギ、椎茸、小エビ、天かす。なかなか豪華です!

うどんは、コシがあるタイプではなく、表面はつるっとしていて、中は柔らかいです。この麺は普通ですね。

汁は熱々。こちらもシンプルな味わいです。北海道らしさを感じる醤油ベースで薄味です。麺が少し太目なので、麺にまけている感じもします。いろんな具材がありますので、飽きなく食べることができます。ボリューム感は少し物足りなさは感じるかも。とりめしもつけたいですね!鍋焼きうどん自体のクオリティは悪くはないですが普通かな。ラーメンのほうが良いかも!?

最後に
美唄の人気店白樺茶屋の「美唄とりめし」をご紹介しました。国道沿いにあるわかりやすい立地に、駐車場も広く、入りやすいお店です。そして、美唄が誇るご当地グルメ「美唄とりめし」の美味しさが秀逸です!なんとも優しい味で、何度でも食べたくなります。人気のとりめし定食や、ラーメンセットなどはコスパも素晴らしいです。みなさんも美唄市にお立ち寄りの際は、ぜひ美唄とりめしを堪能してください!
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: