道南は日本海側に面するせたな町・・・と聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、実はシュークリームで超有名なお店があります。それが甲田菓子店。そのシュークリームはなんと賞味期限が1時間という「岩(いわ)シュー」。なぜ「岩シュー」という名前なのか、なぜ1時間という賞味期限なのか、実食レポしに行ってきました!
ⓘ甲田菓子店インフォメーション
住所:北海道久遠郡せたな瀬棚区本町343-1 電話:01378-7-3065
きれいにリフォームされた一軒家タイプの店舗です。建物の前にも側面にも「甲田菓子店」と看板があります。

営業時間:9:00~17:00
※感染症拡大の影響のため、前もって確認することをおすすめします。
定休日:水曜日(繁忙期を除く)
駐車場:なし
💡甲田菓子店とは?
「岩(いわ)シュー」が販売されている曜日は決まっているようですので注意しましょう。火・木・土・日・祝日に岩シューは販売されているようです。「岩(いわ)シュー」の名前の理由が書かれています。お店の近くの海岸にある「三本杉岩」にちなんでいるんですね。

トンネルをくぐったところにあるドライブインの駐車場からその岩が見えました。看板もありました。

📷甲田菓子店 店内の様子
たくさんのお菓子が並んでいました。真ん中には個包装されたばら売りのお菓子も。好きなお菓子を好きな個数だけかごに取って購入できるのは嬉しいですね。


ショーケースの中には和菓子が並んでいます。大福や饅頭に加えてプリンのような洋菓子もあります。

詰め合わせギフトも人気のようです。

こちらでシュークリームやラスクが焼きあがるんですね。一角だけ可愛らしい洋風になっています。


「せたなラスク」は当店人気第2位のお菓子です。

看板商品の「岩シュー」(いわしゅー)です!賞味期限が1時間ですが爆売れしてあっという間に売り切れてしまうそうです。はかなげな感じがまた購買意欲をそそるのかもしれませんね。この日は「醤油岩シュー」がありました。毎月異なる味の岩シューが販売されるそうです。

🖊 実食レポと評価
人気第1位の「白岩シュー」・「醤油岩シュー」・第2位の「せたなラスク」を購入しました。

定番の「岩シュー」はカスタードクリームです。クリームを充填されたらすぐにいただくのが美味しさのポイントですので、車の中でいただきます…。

シュー生地は岩みたいなゴツゴツとした表面で堅めです。

半分に割ってみました。中のカスタードクリームは白に近い色でとても柔らかいです。もったりとした黄色いカスタードクリームではなく、とろ~っとしています。
いただきま~す。サクサクの生地が香ばしくて美味しいです。滑らかなクリームは飲めるほどにゆるく、こぼれないように気を付けながら食べます(笑)。これはおかわりしたくなるくらい美味しいです。
1時間以上経つと、生地がクリームの水分を吸ってべっちゃっとなると思います。ですから生地がサクサクのうちに食べるためには1時間以内ということなんですね。しっとりした生地の方が好きな方は時間をおいてから食べても良いかもしれません。

続いて「醤油岩シュー」です。原材料を見ると「さば・かつお」も入っているんですね。魚醤を使っているということなのでしょうか…?

見た目は「白岩シュー」と全く同じです。

中のクリームの様子も変わりませんね。ではいただきます…。おお!確かに醬油味がするクリームです。醤油という和のテイストとカスタードクリームって意外に合うんですね。醤油のコクが増していて、個人的には白岩シューよりもこちらの醤油岩シューのほうが好きです。

「せたなラスク」はプレーン・ミルク・チョコ・モカ味がありましたが、「モカ」をチョイス。


カリッと軽い食感のラスクの中にコーヒー風味のクリームが入っています。岩シューのシュー生地をラスク風に仕上げています。しっかりと個包装されていますし、硬いし軽いしお土産にはぴったりです。

最後に
日本海を望む北海道の最東端(奥尻島を除いて)に位置するせたな町。100年以上のお菓子の歴史を持つ「甲田菓子店」には岩をイメージした「岩シュー」が今にまで人気を誇ります。和菓子屋さんが作るシュークリームがこんなに個性があって美味しいとは新しい発見でした。滑らかなクリームとサクサクのシュー生地はクセになります。海沿いをドライブするとき、せたな町を通る時は是非立ち寄ってみてください。とても美味しい「岩シュー」、ごちそうさまでした。
●見た目(映え度)
●レア感
●コスパ
●お味