札幌 北海道大学総合博物館【札幌おすすめ観光スポット】無料なのに充実度200%の博物館!

国内の大学で敷地面積NO1の広さを誇り、国立大学人気第7位の北海道大学キャンパスは、背の高い木々があり小川が流れていたりまるで庭園のようにきれいです。秋の紅葉やイチョウ並木は観光スポットにもなって、毎日多くの人が訪れます。学生だけでなく、地元の人たちが集まる場所にもなっています。そのキャンパス内にある「北海道大学博物館」道内有数の名博物館でありながら入場は「無料」大学内にある博物館は一般の博物館とどう違うのでしょう?実際に行ってみました!

💡北海道大学総合博物館とは?

「北海道大学総合博物館」は、1999年に開館しました。北大で140年以上、研究や収集された資料の中でも多くの新しい発見や貴重な標本があります。「北海道大学総合博物館」ではそのような長年の研究の成果と共に、最新の研究技術を実物展示や映像で紹介しています。2016年にリニューアルした際には、北海道大学の12学部を紹介する展示も加わりました。さらにはカフェやお土産が買えるショップも増設されたことによって、より親しみやすく楽しい場所になりました。

ⓘ北海道大学総合博物館 インフォメーション

住所:北海道札幌市北区10条西8丁目

電話番号:011-706-2658

現在「北海道大学総合博物館」になっているこの建物はもともとは理学部の本館として1929年に完成しました。茶褐色のスクラッチタイルがなんとも渋くてかっこいいですね。歴史を感じさせる重厚感。

博物館入口

開館時間:10:00~17:00・10:00~21:00(6月~10月の金曜日のみ)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・12月28日~1月4日

入館料無料

駐車場:無し。近隣のコインパーキング

📷北海道大学総合博物館 館内の様子

北海道博物館は、1F~3Fまで展示室があります。階段とエレベーターがあります。

館内マップ(HPより)

「北海道大学総合博物館」の始まりは「札幌農学校」時代にまでさかのぼります。膨大な研究資料や標本が蓄積されています!400万点てすごいですね。

🖋北海道大学の歴史

1階から見学開始です。こちらは「北海道大学」の歴史を紹介するパネルです。「札幌農学校」開校の時から時系列で写真が並んでいます。

北海道大学のジオラマもよくできている

クラーク博士の有名な言葉「BOYS,BE AMBITIOUS」。有名なクラーク博士ですが詳しいことは意外と知らないという人も多いのではないでしょうか。聖書の教えを基に学生たちに大切な精神を教えたクラーク博士の人となりを知ることができます。新渡戸稲造・内村鑑三らとの関りも紹介されています。

「北大の今」~各学部の紹介

「北海道大学」にある全12学部ではどのような学科があり、どのような研究や教育がされているのかを紹介しています。また卒業生がどのような進路を選択しているのかも紹介しています。受験生にとっては嬉しいコーナーと言えるでしょう。

1F部分では「医学部」・「歯学部」・「薬学部」・「文学部」・「理学部」・「工学部」の紹介ブースがあります。2Fには「水産学部」・「農学部」・「獣医学部」・「法学部」・「経済学部」・「教育学部」です。

文学部
工学部

ここにはホルスタインの全身骨格やシカのはく製(?)などが展示されています。北大では日々変化する社会の必要に応えるために、常に挑戦を続けているんですね。

マンモス大きい!!

収蔵標本の世界

「北海道大学総合博物館」にある約300万点の標本・資料があるそうですが、その一部が展示されています。ここは「古生物標本の世界」。ここでは恐竜の化石から骨格をより正確に復元させる作業について紹介しています。

3F廊下

ここは「鉱物・岩石標本の世界」。様々な種類や大きさの鉱物・岩石が展示されています。壁にあるこの「地球の大きさ」というパネルは、地球の表面から地下へ地下へ、つまり地球の中心部にまで至るまでの距離と温度を表しています。

🍴ミュージアムカフェ ぽらす」

「身体にやさしい」をコンセプトにした、なるべく肥料や農薬を使わずに育てた北海道の素材から手作りしているそうです。

メニューは食事系からドリンク・スイーツまであります。カレー・ハンバーグ・パスタ・オムライスなど、がっつりお腹を満たせるメニューがあるのは嬉しいですね。またちょっとお茶をして帰ろうという方ならケーキとドリンクというチョイスもあります。

ぽらすメニュー

🛍ミュージアムショップ 「ぽとろ」

1Fカフェ「ぽらす」の向かい側にあるショップでは、お土産品を買うことができます。博物館の標本の中でも注目度の高い恐竜骨格標本やクラーク博士などをモチーフにした商品がたくさんあります。他にも「北海道大学総合博物館」ショップオリジナルのグッズもいろいろありました。お店自体はコンパクトですがじっくり見ると楽しくなるものばかりでした。

北大博物館の記念にいかが?

出口の近くには「からくり募金箱」がありました。募金をするとこうなります!動画をご覧ください!

最後に

「北海道大学総合博物館」を実際に見学してみて、様子をご紹介しましたがいかがでしたか?北海道内の博物館はほとんどすべて訪れたことがあるのですが、やはり大学の博物館はひと味違いました。一般的な博物館は土地の歴史や成り立ち、出土品や化石などから当時の土地の形成を予想したり、人々の暮らしを再現した展示がオーソドックスですよね。

しかし「北海道大学総合博物館」はやはり「大学」という研究施設であり学生たちが学ぶ場ですので、まさに英知が集まる場所にある博物館なんです。札幌農学校の時代から積み重ねられてきた標本や資料は膨大に保管されていますが、それを展示するだけではなく、今現在の研究の様子も紹介しています。

特に各学部を紹介するコーナーは、大学に行ったことがない人や、これから進学を考えている人にとっては興味深く、大学でどんな勉強ができるのかを知ることができるので、「大学の博物館らしい」と言えます。来客の中には本格的なカメラを向けながらかなり念入りに見ている方もおられました。また若い中高生の学生さんも興味深そうに見ていました。それにしてもこの充実した施設で「無料」とは恐れ入りました。北海道を代表する素晴らしい博物館だと思います。皆さんにお勧めします!

入り口から見たの紅葉

所要時間 2時間

観光マスト度:★★★★(道外の方)★★★★★(道内の方)

星の目安☟:

★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない

★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所

★★★ 時間があれば、観光したい場所

★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所

★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人 

北海道大学植物園の記事はこちらから👇

北海道大学内の食堂、レストランの記事はこちらから👇