北海道は現在179の自治体があります。その中で最も人口の少ない自治体は道北地方に位置する、音威子府村。幌加内町をはじめ、この地域は有名なそばの生産地。音威子府村もそばを生産しています。そして音威子府と言えば有名なのが「黒い蕎麦」村自慢のご当地グルメです。小さな村ですのでそこまで飲食店はありませんが、国道沿いにあり、黒いお蕎麦を提供する人気店が「一路食堂」です。黒いお蕎麦とはどんなものでしょう!?実食レポします!
💡音威子府そばとは?
音威子府そばの一番の特徴は何と言ってもその色。「黒いおそば」なんです。その色の秘密は、通常取り除かれるはずの甘皮をそのままに挽いていれる「挽きぐるみ」という製法を使用しているからです。
音威子府そばは、その見た目だけではなくもちろん味もいいんですよ。そばの個性そのままに、風味や香りの強いおそばです。コシも強くて歯切れも良いです。「そばを食べてる」という実感が強く、全国にもファンが多いんですよ。
ⓘ一路食堂 インフォメーション
住所:中川郡音威子府村字音威子府490番地 電話番号:0165-65-3880


予約:不可
営業時間:11:00〜15:00
定休日:水曜
座席:テーブル席、お座敷席


お土産のお蕎麦も販売しています。一路食堂でも使用している「畠山製麺」のお蕎麦です。なんと創業は90年超えなんですよ!


ちなみに、一路食堂から近くにある「道の駅おといねっぷ」でも上記のお蕎麦が販売されています。道の駅の情報はこちらをご参照ください。
🍴一路食堂 メニュー
名物のおそばメニューを筆頭に、各種ラーメン、うどんもあります。麺類とプラスして、餃子や豚丼、チャーシュー丼やカレーなども展開しています。
やはり人気はダイレクトに音威子府のそばを体感できるので「もりそば」530円。温かいそばなら「かき揚げ天ぷらそば」660円や「かもそば」800円が人気のようです。また、豚丼やカレーなどのメニューも一押しだそうです。



🖋音威子府そば 実食レビュー
各種麺類そろっていますが、音威子府のご当地グルメ「黒いそば」を食べないわけにはいきません。特に新そばでて間もなくの訪問ですから、そばの味をダイレクトに感じたいということで「もりそば」を。そして我が奥様は「かもそば」をチョイスしました。人気の豚丼もミニサイズでオーダー。楽しみです。
●もりそば
見事に「黒い」です。麺がつやつやしていて見るからに美味しそうです。麺は「畠山製麺」です。太さは平均的なそばより太めです。小皿にわさび、そして刻みネギが付きます。ちなみにですが、蕎麦の実の甘皮まで挽いた蕎麦粉で作るお蕎麦なので色が黒いんですよ。

いざ実食。まずそばを口に近づけただけで、お蕎麦の良い香りが漂ってきます。汁につけて食べると、汁の濃さに勝ってしまうほど、そばが強いです。汁が濃すぎなくて良いです。しっかりとそばを引き立てています。わさびは入れすぎ注意です。何回かむせました。もうちょいお蕎麦硬めに茹でてほしかったけど、その辺は少しご愛敬か。全体的なボリュームは「普通」なので男性なら、+1品つけられたら良いかと思います。

●かもそば
こちらのトレーにミニ豚丼も併せて登場です。味変調味料も一緒にやってきました。かもそばには鴨肉と、焼いたネギがのっています。

お汁は昆布がメインで鰹節は控えめ。優しく甘めの味付けで、お蕎麦そのものの味を引き立ててくれています。お汁にもそばの風味が溶け込んでいて美味しいです。好みの味です。鴨肉もネギも良い意味で脇役。全体的なボリュームはこちらも「普通」です。とても温まります。

●ミニ豚丼
それなりにボリューム感があります。白ご飯に大き目の薄ロース肉が3枚ほど入っています。上には紅ショウガがのせられています。

炭火焼風にお肉が香ばしく仕上がっています。味付けは、甘じょっぱいタレがかけられていて、ご飯がすすみます。豚肉ですからしょうがないのですが、時間の経過とともに肉が硬くなっていきますので、早めに食べたほうが良いです。お蕎麦だけだと軽すぎるので、豚丼はバランス的にはおすすめです。

最後に
北海道一小さい村「音威子府村」が誇るご当地グルメ「黒いそば」をいただきました。「一路食堂」は国道沿いで目立つのでお店探す必要はありません。お店は年配のお母様とおそらく息子さんの2人で切り盛りされています。よって、混んでいるタイミングで行ってしまうと、けっこうな時間待たされますので、時間に余裕があるときに訪れたいですね。
自慢のお蕎麦は香り高く本当に美味しかった。隣のそばの町幌加内町は王道のそばですが、音威子府のそばは個性的で、これはこれですごく美味しいです。特に新そばの時期は行きたくなります。みなさんも黒いおそばをぜひご賞味ください。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: