北海道には有人の離島が5つあります。その中でも最北の位置にあるのが「礼文島」トレッキングコースが充実していたり、島固有の花を楽しめるので毎年数多くの観光客が訪れます。そして、利尻昆布、ウニなどの海鮮物も人気です。そんな礼文島・・・道内の方でも訪れたことがない方が多数なのではないでしょうか?礼文島を観光するなら、島の文化、歴史を学んでから観光したいところです。そんな方にぴったりな場所が「礼文町郷土資料館」今回は、この施設をご紹介します。
💡礼文町郷土資料館とは?
礼文町郷土資料館は2F建てのつくりです。礼文島の歴史を伝える土器や遺物、島に生息する動植物の展示、開拓期のニシン漁に関する展示、礼文島の風景写真など、さまざまな視点から礼文島について紹介している資料館です。
とりわけ礼文の縄文時代遺跡「船泊遺跡」の出土品が展示されていて、国の重要文化財に指定されている貴重なものもあります。

ⓘ礼文町郷土資料館インフォメーション
住所:礼文郡礼文町大字香深村字ワウシ958-4 電話番号:0163-86-2119
アクセス:香深港フェリーターミナルから徒歩約2分
開館時間:8時30分~17時
休館日:月曜日 ※祝日の場合は翌日、6~9月は無休
期間:5月~10月※11月~4月は冬季休館
入館料:大人300円 小中学生150円※他団体割引あり
📷礼文町郷土資料館の様子
館内は5つのセクションに分かれていて、展示がわかりやすいです。
●礼文島の成立ちと自然
礼文島の各所の写真や、ジオラマがあります。トドのはく製もあり、記念写真が撮れるスポットです。


●礼文島の先史・歴史時代
礼文島で出土されたものが展示されていて、昔の人たちの生活を垣間見ることができます。






北海道指定有形文化財に登録されている貴重な像もあります。


●礼文島の開拓と発展
江戸時代にはアイヌが暮らしていましたが、幕末から明治にかけて本州からの移住者が増加していきました。このブースでは明治時代以降の礼文島の発展に関する資料を展示しています。




●礼文島の基幹産業
礼文島の発展の礎となったニシン漁について、また、現在でも基幹産業となっている水産業についても展示されています。



●礼文島の生活・文化
厳しい環境の中でも、たくましく生きてきた礼文島の人々の様子を知ることができます。礼文島の祭事、食事についても学ぶことができます。


最後に
フェリーターミナルからも近く、アクセスが容易な場所にあるので、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。300円払う価値は十分にあります。北海道は本州とは異なる歴史を持つ場所ですが、殊更離島の歴史や文化は独特のものがあります。日本最北端の離島「礼文島」の成立ち、文化、発展の様子など、わかりやすい展示で学ぶことができ、礼文島の島散策をするにも、この知識があるとより一層楽しくなるなと感じます。
所要時間 1時間
観光マスト度:★★★(道外の方)★★★(道内の方)
星の目安☟:
★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない
★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所
★★★ 時間があれば、観光したい場所
★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所
★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人