増毛町 観光スポット巡り【道北おすすめ観光スポット】ノスタルジックな古都を観光しよう!

道北は留萌の南側、日本海側に位置する街「増毛町」人口4000人ほどが暮らしています。かつてニシン漁で栄えた場所で、今でも新鮮な魚介が獲れる場所として有名です。ここには、いまでも栄華を極めていたころの名残が町のあちこちに残っています。どんな街でしょうか?街歩きしてみましょう!

💡増毛町とは?

増毛ってまずその名前がすごいですよね(笑)増毛町の町名の由来は、鰊(ニシン)が群来(くき)ると海一面にかもめが飛ぶことから、アイヌ語で「かもめの多いところ」という意味の「マシュキニ」又は「マシュケ」が転じたものであるといわれています。頭髪とは関係ありませんでした。

今から270年ほど前、宝暦元年に漁場が開かれて以来、ニシンの街として栄華を極めました。最盛期の増毛は、ニシンの千石場所とも呼ばれ、商人の活躍もめざましく、網元や商人が築いた財は、惜しみもなく豪邸に注がれ、絵師や書家、文筆家らが立ち寄るほどの勢いとなり街が飛躍する原動力になりました。ニシン漁は衰退したものの、現在でもエビ・サケ・タコ・カレイ・ウニ・アワビ・ホタテなどの漁業を中心として、それに伴う水産加工業も盛んに行われています。

街には今でも、当時の貴重な建物が残されています。増毛駅前周辺には旅館、店舗、造り酒屋、住宅など明治から昭和初期の建築物が今もみられ、当時の繁栄が伺えます。「増毛駅前の歴史的建物群」として平成13年に北海道遺産に指定されています。

🍶国稀酒造

国稀は初代本間泰蔵によって明治15年に創業しました。日本最北の酒蔵として知られています。社名の由来は「国に稀な良いお酒」という意味合いです。暑寒別の伏流水が、美味い酒を生み出します。辛口のお酒を造り出す蔵として知られています。

住所:増毛郡増毛町稲葉町1丁目17

電話番号:0164-53-1050

国稀酒造

営業時間:9:00~17:00

酒造見学時間:9:00~16:30

休業日:年末年始

入場料:無料

駐車場:あり

酒造見学の様子です!歴史を感じられる大きな建物で、売店や、試飲コーナーもあります。

外観
伏流水がわいています
店舗の様子
売店の様子
酒のつまみが勢ぞろい
コラボ商品もあります
ロゴ入りシャツがおしゃれ
お酒の種類がたくさんあります。
中には国稀のミュージアムも
国稀の長い歴史を感じます
面白い看板もありました
酒造りについて学べます。
お酒の製造工程をわかりやすく学べます
昔使用していた大きな釜です
試飲コーナー
お酒好きにはたまらないですね
国稀酒造のお酒

🚃旧増毛駅

増毛駅は、大正10年(1921年)に開通した深川と増毛を結ぶJR留萌本線の終着駅です。鰊漁が栄えた時代には、人や貨物の輸送の拠点としてにぎわいましたが、栄枯盛衰・・平成28年12月5日廃線となりました。現在は開通当時の駅舎に復元整備し、公衆トイレや駐車場なども整備され、増毛を訪れる人の交流の拠点として活用しています。駅舎内には海鮮加工品のお土産を扱う売店があり、増毛のB級グルメ「たこザンギ」も食べることができます。

住所:増毛郡増毛町弁天町1丁目

電話番号:0164-53-1112(増毛町役場町民課)

旧増毛駅

営業時間:9:00~16:00

定休日:年末年始

入場無料

駐車場:

古い線路も残されています
留萌本線の終着駅
中にはギャラリーも
売店
飲食もできます
海鮮加工品がずらり
充実のラインナップ
タコザンギ

タコザンギ実食レポはこちらから👇

🏢増毛町観光案内所 風待食堂富田屋旅館

高倉健さん主演の映画「駅ステーション」で使用された旧多田商店。現在は観光案内所として活用。中では映画のセットやスチール写真もあります。

住所:増毛町弁天町1丁目

電話番号:0164-53-1108

外観

営業時間:9:30~16:30

定休日:冬季休業(5月から9月まで営業)

映画のセットが
ばりばりの昭和感
ギャラリーになっています。
増毛ならではのお土産も
観光情報も

昭和8年に建築された、旧増毛駅前にある木造三階建ての駅前旅館です。(観光案内所の裏手)緒形拳さん主演の映画魚影の群れ(昭和58年・松竹)のロケにも使用されています。駅前旅館として多くの旅行客や海水浴客などに利用されていましたが、昭和50年代前半に営業を終了。旅館休業後も、所有者が一般住宅として平成30年5月まで居住していました。建物の老朽化が進み、維持管理が難しくなってきたことから、現在は町で管理保存することになりました。内部の見学はできません。

富田屋旅館

🏡旧商家丸一本間家

本間家は明治初期から営業を続けてきた天塩國一の豪商。「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していきました。現在は建物の大部分が修繕・復原され、店鋪や居宅部を含む、 広大な建物の内部を見学できるようになっています。重要文化財に指定されています。

住所:増毛郡増毛町弁天町1丁目

電話番号:0164-53-1511

外観

営業時間:4月20日(火)~11月3日(水)10:00~17:00

休館日:毎週木曜日 ※7月・8月は全日開館 上記の日程以外は閉館

入館料:大人・大学生 400円 高校生300円 小・中学生  200円
※10名様以上は団体料金でそれぞれ100円引き

重厚感のある造り
趣を感じます

🏫旧増毛小学校

北海道内最大で最古の木造校舎。1936(昭和11)年、当時の基幹産業だったニシン漁の網元たちの寄付によって建てられた校舎は、2012年まで現役で使われていました。昭和30年代には生徒が1,000人を超えるマンモス校だったんですよ。中庭があったり、体育館の屋根がトラス構造という珍しい工法で造られている貴重な建物です。2001年には、北海道遺産にも指定されています。

🖋最後に

北海道は増毛町、かつていかにこの町が発展していたのかがよくわかる建物が多数あり、楽しい街歩きができます。増毛町は小さな町ですので、ゆっくり建物を見ても、半日あれば十分おつりがくるほどです。小腹が空いたら増毛名物たこザンギを食べつつ、昭和ノスタルジーな街をゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか?