オホーツクは網走にある観光スポットと言えば、「博物館 網走監獄」「オホーツク流氷館」2月は「おーろら号」で流氷鑑賞などが有名どころです。そんな網走に、北海道で一番古い博物館があることをご存じでしょうか。今回は随一の歴史を誇る「網走市立郷土博物館」をご紹介します。
💡網走市立郷土博物館とは?
この館は、昭和11年11月3日、当時の社団法人北見教育会が地方教育の振興と文化の発展をはかるべく、「北見郷土舘」として建設、開館したもので、北海道で最も歴史の古い博物館のひとつです。
開館にあたっては、故米村喜男衛名誉館長(網走市名誉市民)が長年にわたり収集した考古、民族資料3000点が提供され、それが基礎となりました。
昭和23年4月、市に移管され、昭和36年11月に創設25周年を記念して新館が増築されるなど充実がはかられています。
令和元年12月5日には、本館・新館ともに建築家田上義也の変遷がたどれる希少な建造物として、国の登録有形文化財に登録されました。
網走の豊かな「自然」と古代から現代に至る「歴史」の流れを展示解説し、郷土のあり方を探る博物館です。
網走市HPより

ⓘ網走市立郷土博物館 インフォメーション
住所:網走市桂町1丁目1番3号
電話番号:0152-43-3090
開館時間: 9:00~17:00(冬期間は16時)
休館日:月曜日 祝日 年末年始
入館料:大人120円(高校生以上)小人60円(小学生・中学生)
駐車場:あり 数台可能 無料
📷網走市立郷土博物館・館内の様子
●北海道最初の博物館建造物
FLライト風の意匠の継承、田上義也の建築モチーフが随所にみられる博物館はとても貴重で優れた建築物として、国の登録有形文化財に登録されています。



●1F「網走の自然」
森と湖にかこまれた豊かな自然
網走の森や湖に生息する動物を紹介しています。網走は網走湖をはじめ5つの湖や原生花園があり、そこにいる多種多様な鳥類を展示するとともに、四季の移り変わりを展示しています。

北の海がはぐくむ多様な動物たち
オホーツクに棲息する動物を紹介しています。海の哺乳類をはじめ、貝類、エビカニ類、魚類、鳥類を展示しています。

●2F「網走の歴史」
オホーツクに刻まれた独特の古代文化
縄文時代、続縄文時代、擦文、アイヌ文化へとつながる独自の歩みをご紹介。なかでも網走を中心に展開された北方系の渡来文化「オホーツク文化」は極めて独特なものです。


現代へとつながる開拓の歴史
江戸時代から現代へと続く網走の近代の歩みを紹介しています。網走の街並みが作られていった様子、開拓時の農林・水産業資料、大正・昭和の生活資料が展示されています。




最後に
北海道最古の博物館。クラシックですがどこかモダンな建物外観がとても印象的でした。建造物に興味がある方はおすすめの観光スポットです。建物内は、展示の仕方など、かなり古いタイプの博物館だなと感じました。最近は展示を工夫している博物館が多いので、こちらはアップデートがすすんでいない印象は受けますね。網走のなりたちなどを学ぶことができますので関心ある方は良いかと思います。冬季は館内かなり寒いですので、防寒具必須で行きましょう。
所要時間:45分~1時間
観光マスト度:★(県外の方)★(道内の方)
星の目安☟:
★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない
★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所
★★★ 時間があれば、観光したい場所
★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所
★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人