北海道は新千歳空港と札幌市の間にある恵庭市。えこりん村や、道の駅花ロードえにわなど人気の施設があります。今回お伝えするのは少し地味ですが、「恵庭市郷土資料館」恵庭市の文化や歴史を無料で学べる貴重な施設をご紹介します。

💡恵庭市郷土博物館とは?
1990年開館。国指定史跡カリンバ遺跡から出土した縄文時代後期(約3000年前)の漆塗りの櫛をはじめ、市内の遺跡から発見された埋蔵文化財資料を多く収蔵する。また、市民から寄贈を受けた明治時代以降の生活用具・農林業関係資料、アイヌ民族資料、野鳥の剥製などの自然関係資料など恵庭の自然と歴史に関する資料を収蔵・展示、教育普及事業等を実施している。
恵庭市郷土資料館HPより
ⓘ恵庭市郷土資料館インフォメーション
住所:恵庭市南島松157-2
電話番号:0123-37-1288
開館時間: 9:30~17:00
休館日:月曜日 祝日の翌日 資料整理日(毎月最終金曜日) 年末年始(12月28日~1月3日)
入館料:無料
駐車場:あり 無料
📷恵庭市郷土資料館・館内の様子
●エントランスホール・・エントランスホールにはカリンバ遺跡の土坑墓の複製品があります。この遺跡はJR恵庭駅と国道36号線に挟まれた市街地にあり、縄文時代後期末(約3,000年前)の土坑墓群だそうです。このお墓から貴重な縄文時代の漆塗り装身具などがみつかり、遺跡は平成17年に国の史跡に指定され、遺物は翌年に重要文化財に指定されました。


●カリンバ展示室・・エントランス左手の部屋にあります。遺跡から見つかった貴重なうるしのアクセサリーなどが展示されています。



常設展示の様子
常設展示は6部構成になっています。
●第一部「恵庭の大地」
恵庭の大地が造られた歴史について説明されています。恵庭の土壌、木、恵庭の動物たちの展示もあります。





●第二部「先住の人々」
縄文文化、擦文文化について。古墳や、土器についての展示があります。



第三部「アイヌモシリ」
擦文文化からアイヌ文化へ変わった時代の様子です。


●第四部「大地をひらく」
本州から渡ってきて恵庭を切り拓いた人たちの努力の記録です。


●第五部「恵庭村の誕生」
明治39年恵庭村が誕生。その時代の様子の資料です。

第六部「戦後の暮らし」
戦後恵庭は発展し、ついに昭和45年市制が施工されました。戦後の暮らしの移り変わりがわかる展示があります。

最後に
恵庭は支笏の爆発によってできた土地なんですね。そして、恵まれた環境を活かしながら発展してきた恵庭の様子を時系列ごとに貴重な展示などで学ぶことができました。何といっても入場料無料は魅力ですね!施設自体はわりとこじんまりとした規模なので、気軽に入ることができます。30分から1時間で十分まわることができます。札幌とはまた違う歴史がありますので、ぜひ、時間をみつけて見学してみてください。
所要時間:30分~1時間
観光マスト度:★(道外の方)★★(道内の方)
星の目安☟:
★★★★★ マストな観光地、これを見ないで帰れない
★★★★ 可能なら時間を作ってでも観光したい場所
★★★ 時間があれば、観光したい場所
★★ 時間に余裕がある人におすすめの場所
★ その地を何度も観光し、定番では満足できない人