投稿日:2020年12月17日 | 最終更新日:2022年3月12日
札幌から車で1時間ほど。小樽は情緒漂う港町。人気の観光スポットです。グルメはお寿司に海鮮丼、若鶏の半身揚げや、かま栄のかまぼこなど盛りだくさん。そんな小樽でおいしいお蕎麦を食べるならおすすめは「藪半」です。大きな百貨店の裏路地に静かにたたずむ一つの古民家。1954年に創業した小樽の老舗蕎麦屋さんです。
ⓘ蕎麦屋・薮半 インフォメーション
住所:北海道小樽市稲穂2丁目19番14号 静屋通り
電話番号:0134-33-1212
営業時間:11:00~16:00,17:00~20:00(休憩時間 16:00~17:00)
定休日:火曜日、水曜日は月1回不定(火曜日が祝日の場合は前後に変更)、正月3が日
駐車場:店舗の向かい側に約9台分

最初の店舗は、現在のJR小樽駅の目の前にあり、多くの人が行きかうにぎやかな通りにあったそうです。

📷薮半店内の様子
店内に入ると。奥行きがあり広い空間が広がっています。テーブル席が並び、さらに奥には和室の小上がりとなっています。

時代を感じるインテリアがなんとも老舗の蕎麦屋にふさわしく感じます。この店内を見まわすだけでワクワクします。


2階へと続く階段の先も気になりますね。見てみると蓋がしてあって行けないようになっていました。漆喰の壁と木造の部屋、畳の香り、全てが趣があります。

🍴薮半メニュー

メニューにも大きく書かれていますが、メニューを注文するときに、麺を「地物粉」…道内産100%にするか、「並粉」…道内産と外国産のブレンドにするかを選びます。お腹が空いているとは思いますが、メニューを選ぶときに丁寧に書かれたお品書きの文をぜひ読むことをお勧めします。ちなみにおすすめは「天そば」だそうです。

「地物粉」と「並粉麺」では多少価格が異なります。「地物粉」が少し高いです。各種そばメニューが並びます。蕎麦の他にも、うどん、親子丼やカツ丼、カレー丼などの丼ものもあります。
お酒の種類も豊富で酒あても数がそろっています。詳細はHPをご覧ください。HPはこちらから


🖋レビュー
●「なべそば」…920円。
体が芯から暖まりそうなメニューを発見!一見、小さそうに見えたのですが、中をよく見るとたくさんの具材が入っていました。
3種類のかまぼこ・鶏肉・たけのこ・椎茸・お麩・かき揚げ・お餅・笹葱。+60円で玉子も入れてもらいました。

鉄鍋できたのでアッツアッツです!やけどに注意です。でも熱い分とっても美味しかったです。七味を入れてさらに熱くしました。さまざまな具材、野菜や鶏肉や練り物の出汁がしっかり出ています。道産100%の麺はクタっとしていなくて、ちょうど良い食感です。蕎麦粉の良い風味が生きています。

●天ざる…1550円。
おすすめということで頼まないわけにはいきません!せっかくですので地元粉のお蕎麦を注文。海老・鱚(キス)・帆立・烏賊・パーナ貝・ししとう・なすの天ぷらです。

衣はうっすらとサクッと。素材の美味しさを引き出すように、衣は少なめにさっぱりと揚げているように感じます。そばのつけ汁と天汁がわかれているのがありがたいです。上品な味でおいしいです。

こちらも道内産100%の蕎麦粉にしました。せいろならではの、蕎麦そのものの美味しさを味わえます。麺は長め、コシはそこまで強くはありません。水切り状態が良く、のど越しが良いお蕎麦です。つゆは濃いめの甘め。そばの半分をつけ汁につけると、そばの風味を感じつつ、おいしくいただけます。

最後に
小樽のお蕎麦と言えば「藪半」は筆頭格。重厚感のあるお店で静かにいただくお蕎麦という感じです。伝統を感じさせつつも、格調が高すぎず入りやすいお店だと思います。そばに限らずメニュー展開豊富ですし、店内も広いので、いろいろなシーンに利用できそうです。雰囲気良し、味良しのおすすめお蕎麦屋さんです。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度: