根室の人なら誰でも知っているがっつりなB級グルメ「エスカロップ」そして、エスカロップよりもさらにB級感が強い「オリエンタルライス」初めて聞くと「一体何それ?」となります。名前からはどんな料理なのか想像できませんが道東に足を運んだ際にはぜひ食べたいご当地グルメです。では、実際に行く前に少し予習をしておきましょう!今や根室には「エスカロップ」を提供しているお店は多くありますが、今日は屈指の人気店「ニューモンブラン」をご紹介します。
💡エスカロップとは?
根室市のご当地グルメ。エスカロップという語源はフランス語のescalope(エスカロープ)「肉の薄切り」に由来すると言われています。エスカロップ(エスカとも呼ばれる)とは、バターライス、またはケチャップライスの上にトンカツを乗せ、さらにデミグラスソースをかけた根室独特のグルメです。
エスカロップの発祥は昭和38年ごろ。根室市のレストラン「モンブラン」のシェフが、地元の漁師が、手早く満腹になるための料理をということで考案されたとされています。しかし、昭和40年にモンブランは閉店。お店から独立してから方が「ニューモンブラン」を創業し、現在は3代目が経営。昭和44年「ニューモンブラン」より独立し「どりあん」を創業。と言うことで、エスカロップを提供するお店は根室内に他にもありますが、「ニューモンブラン」「どりあん」が発祥店からの直系と言えるかもしれません。

ちなみにケチャップライスを用いる「赤エスカ」と、微塵切りの筍が入ったバターライスを用いる「白エスカ」とがあり、現在は白エスカが主流となっているようです。

ℹ️ニューモンブラン インフォメーション
住所:根室市光和町1丁目1
電話番号:0153−24−3301
JR花咲線の終点根室駅の近くにあります。きれいな一軒家という雰囲気です。

初めてエスカロップを提供した洋食屋「モンブラン」で働いていたシェフが独立して開店したのがここ「ニューモンブラン」。創業以来変わらないエスカロップの味を作り続けています。

営業時間:9:00〜20:00
定休日:月3回不定休
駐車場:あり (お店の裏側に数台分あります。半ブロック分ほど歩きます)
店内は昭和レトロな純喫茶風。木を使ったインテリアと茶色の革ソファで落ち着いた空間です。

大きめのカウンターと奥に厨房が見えます。柔らかい照明がなんとも良いですね。

🍴ニューモンブラン メニュー
根室が誇るB級グルメ「エスカロップ」は900円。「オリエンタルライス」は1120円です。
メニューはカレーライス、オムライス、スパゲッティ、サンドイッチなどの洋食メニューです。

ランチのコースメニューや、肉料理、魚料理もあります。

🖋エスカロップ・オリエンタルライス レビュー
● エスカロップ●
やってきましたエスカロップ!非常に美味しそうです。なかなかボリュームがありますね。サイドにはポテトサラダと生野菜が添えられているのも嬉しいですね。

当初、バターライスにはマッシュルームが混ぜてあったそうですが、今では小さく刻まれたタケノコが入っています。このタケノコがアクセントになり、バターライスがとても美味しくなっています。お米の一粒一粒にバターが回っています。

エスカロップで使用されているとんかつは一般のイメージするとんかつの厚みの3割減くらいです。脂っけはそれほど強いわけではありませんが、ちょうどよいジューシーさです。デミグラスソースはほんのり甘めでバターライスともよく合います。おいしいです。かなり完成度の高い味です!
● オリエンタルライス ●
エスカロップに並ぶほど人気のご当地グルメです。ドライカレーに牛肉のハラミを乗せてその上からデミグラスソースをかけたメニュー。見た目にもパンチがあります。

こちらにもポテサラと生野菜がついています。いただきます・・・。

思ったよりもドライカレーは薄味でした。柔らかい牛肉が小さく食べやすい大きさになっています。甘めのデミグラスソースがお肉全体に絡んでいます。薄味のドライカレーとの相性は抜群!
ガッツリ食べて力が欲しい日にもってこいなボリューム満点のオリエンタルライスです。
最後に
今回は創始者の味を受け継ぐ「ニューモンブラン」でエスカロップとオリエンタルライスをいただきました。本当においしかった。特にエスカロップは北海道の数あるB級グルメの中でも横綱級とも言える存在です。伝統、見た目、味・・・すべてが高水準。みなさんも、根室へ訪れたときは、その確かな実力を味わってください。
美味しさ:
コスパ:
おすすめ度:
エスカロップのもう1つの直系の味を提供する人気店「喫茶どりあん」の実食レポについてはこちらから👇